探偵のピストル事情

表向きは探偵だけど、実はひみつの必殺仕事人…かも!?

ゲシュタポじゃないんかい!

銃にハマりたての頃、P38のバレルを切り詰めたゲシュタポを見て感激しました。

これ欲しい!と思ったけど、フィクスドスライドのガスガンしか無くて、諦めた記憶。

ところがそれから10年ほどしたら、そっくりなモデルがGBBで登場したんです。

P38 detachable

SSKKって何?このフラッシュハイダー邪魔だなぁ。グリップのデザインなにこれ?

色々と疑問がありましたが、念願のゲシュタポ?をゲットしてルンルン。

父がうちに遊びに来た時「おぉ!アンクルモデルか!」とか言ってたけど、子どもの騒ぎ声にかき消され、なにそれ?のまま10年が経過。

code name U.N.C.L.E リメイク版

ある時、奥さんと観てどハマりした映画「コードネームU.N.C.L.E」。劇中ではたしか"アンクル"なんて言ってなかったので、ブルーレイ&DVDを買う瞬間まで気付きませんでした。笑

ん?アンクルとも読めるな。あれ?親父が10年くらい前に「アンクルか」とか言ってたな。

シナプス繋がりまくり。笑

元ネタ U.N.C.L.Eの銃

Wikipediaでハマった映画を調べてみたら、産まれるよりずっと前に元ネタのアンクルがやっていたと知りました。

そんなもん知ってるわけないやん!と思いつつ、ゲシュタポに惹かれたことや、あの時の親父の言葉をスルーしたこと、リメイク版アンクルにハマったこと、色々とご縁が面白いなぁ…と思い耽ってました。

P38 デタッチャブル

長々と失礼しました。そんな経緯で本当のモデルを知ることになったという話です。

それではデタッチャブルの紹介。

by MARUZEN

ゲシュタポモデルではなく、デタッチャブルと表記したのはなぜなのか。

「取り外しできるもの」をdetachableと言いますが、フラッシュハイダー(マズルブレーキ)のこと?あるいはオプションパーツのこと?

マズルブレーキ

最大の特徴のこのマズルブレーキが好きじゃない。笑

なんて言ったら好きな人の気分を害してしまうかもしれませんが、なにぶん元ネタを観たことないのでお察しくださいm(__)m

特殊な内ネジ

おそらく15mmと思われますが、特殊な内ネジタイプ。故に汎用品のサプ等は取り付けられません。

ゲシュタポが欲しかったので取り外せるのは嬉しいけど、バレル側はABS材、マズルブレーキはアルミなので、頻繁な脱着は怖くてできません。

グリップ左側面

特徴的なグリップの四角い枠は、SとKのマークを好きずきに貼ってください…ということなんですね!

オリジナルは知らないけど、リメイク版を観る限り、自分はK派。

グリップ右側面

グリップ上部にあるでっぱりは、スコープマウント取付用の設計故。

グリップは金属製なので強度は不安を感じません。

グリップ後端

おけつの溝はストック取付用の切り欠きがあります。

ストック等やスコープなど、オプションパーツはかなりレアなようで、相当な高額取引がされている模様。

グリップサイズ

ご覧の通り、グリップは前後幅が広く、かなり大柄な印象。

実際、ノーマルのP38のような握りやすさは無く、太っ!でかっ!という握り心地。

ハンマー

ハンマーはカットされていて、コンシールドタイプになっています。

デホーンドハンマーだと不便なので、個人的にはちょうど良い。

ノーマルのハンマー

通常はこういったスパーハンマーになっています。

シンプルに、これをカットしたということでしょう。

インジゲーターを再現?

P38の特徴でもあるインジゲーター。

アサイト下にある小さなピンが飛び出していて「装填」を知らせてくれていますが、未装塡でも飛び出しています。

完全なモールドではない

スライドが後退すると、インジゲーターは見えなくなります。

つまりスライドにくっついているだけのモールドではなく、スライド閉鎖時にだけ「装填」となる半モールド。

中途半端ではありますが、100%のモールドより全然良い!

ゲシュタポ

自分はマズルブレーキを取り外してゲシュタポモデル風で保管、時々眺めています。

ゲシュタポとは、ナチスドイツ時代の秘密警察。なかなかえげつない事ばかりしていた組織ですが、装備等は非常に興味深い。

初回モデル

初回生産のみ、専用ケースとSマークKマークのステッカーが付属。

後々の再生産はケースもステッカーも無く、最近再生産されたものはステッカーのみ付属していたそうです。

取説

他メーカーはこんなに丁寧だったかな?

まさかの専用取り扱い説明書。中を開いても、ちゃんとデタッチャブル仕様となっています。

オプション装備品

オプション装備品を全て揃えたとしても5万円程度。本体含めて7万円といったところでしょうか。

ところが現在、ネットオークションでは倍額で買い手が付いているほどのプレミア。

当時のアンクルではエージェントはこの銃を装備していたらしいです。

高性能ピストル

P38は当時、オープンバレルが独特な形状として認知されていたようですが、同時に美しいとも評価されていたそうです。

決してジャムらないというのは銃として抜群に信頼をおけますが、まさにそれだったそう。

P38のDNAを受け継いだBERETTA

その「ジャムらない信頼」に目をつけて、P38を参考に設計、成長してきたのがベレッタ社。

オープンバレルでは色々と問題点もありますが、普通の精度でもジャムらない信頼は大きく評価され、現役でM92シリーズは活躍中ですね。

現代リメイク版での装備

ハマってしまったオシャレなリメイク版アンクルでは、ナポレオン・ソロがブローニングハイパワー。イリヤ・クリヤキンがマカロフという装備でした。

ぴったりのチョイスですが、アンクル結成までのストーリーなので、2作目が登場したらP38になるのかな?早く2作目を作ってほしい!

U.N.C.L.E special

勘違いしながら買ったものの、10年後に元ネタのリメイク版にどハマりして知ることになった…なんて、少し思い入れのあるモデル。

元のアンクルは探せど見つからず観れていませんが、リメイク版のようにコメディーアクションかつオシャレな感じなのでしょうか。

とりあえず映画2作目が観たくて仕方ない!

 

 

 

探偵仲間の会社ブログで取り上げられていたオススメの記事。

 

トイガンは護身用に使えるのか】

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街中で銃を見た日本人の反応を検証。

 

【銃刀法の銃とは】

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銃刀法の中の"銃"について取り上げた記事。

 

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サプレッサーの構造を紐解いた記事。

 

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