萌えたポリマーフレーム × ストライカー方式の拳銃はあまり多くありません。
しかし昨年2025年、それと出会ってしまいました。

もはや相棒と呼ぶに相応しいほど使いまくってるFNS-9です。
第一弾(前回)の記事同様にFNハースタルの拳銃ということもあり、2026年第二弾はこいつでしょ!と撮影。
2026年第一弾はコチラ↙️

これの実銃は触れたことはありませんが、正規ライセンス品のためサイズ等は瓜二つで操作性なども同じでしょう。
以前にも紹介したことがあるのですが、使い倒した上で改めて詳しく紹介することにしました。
金属パーツは4回染め直し、ステッピングも3回修復したくらい使ってます。

ブローバックエンジンは、強烈リコイルで評判の良いVP9と同様の構造だそうで、あの優秀な作動性能は引き継いでいます。
私や副社長が「VP9より良い」と感じたリコイルショックでしたが、おそらくこちらのほうがスピーディーで素早い往復運動だから、より実銃に近くて好印象なのだろうと思います。

シンプルでごちゃついていない刻印と、大きなFNハースタルのロゴが目を惹きます。
「ワニっぽいから、お前にピッタリかもな!」と笑われたこともあるくらい、スライドがワニのシルエットを模したようなデザイン。
スライドの段差で盛り上がった部分がワニのシルエットに見えませんか?

エジェクションポートがあるためワニっぽさを感じない右側。
私は"動物に例えるならワニみたい"と言われる率が高いのですが、理由を聞くと「のんびりしてて温厚なのに、スイッチ入ると凶暴」だとか「探偵って気付かれないように狩るワニみたいじゃん」だとか色々言われます。
たしかに気付かれないように接近して驚かせるのがめちゃくちゃ得意で、昔から奥さんによく仕掛けてました。ビクッとなった拍子にコーヒーを顔面にぶちまけられたこともあったなぁ。笑

ワニシルエットの段差があるので、トップから見るとやたらスマートに見えるスライド。
写真では伝わりにくいと思いますが、この細身なスライドトップがゴツゴツ感が無くて好き。

結局写真では伝わりにくいんですが、サイズ感がほぼ同じグロック19と並べてみても、スライドの厚みが無くスマート。
参考にならないかもしれませんが、親指と同じ幅のグロックに対し、人差し指と同じ幅しか無いFNS-9。

作動性能を優先させたのか、ショートリコイル機能を排した設計。
そのためスライドとツライチになってない上、後退時も微妙に下がったかな?というくらいしかチェンバーが下降しないため、人によっては気になるかもしれません。

2ピース構造でトリガーセフティシステムが組み込まれています。
グロックシリーズのようにインジゲーターにもなっているので、装填前は上のように引き切った位置で固定され、スライドを引いて装填すると前進。
トリガープルはあまり良いとは言えず、ストロークも少し長めですが、慣れれば問題ないレベル。

実銃の場合はオイルまみれになってるのが銃器のデフォルト。
それを地面に落とせば砂まみれになることもあるわけですが、グロックのようなテイクダウンレバーだと、隙間に砂が詰まって分解に手間取ることも。
しかしこういう大型レバーなら問題なく分割できて、すぐに洗い流せるのは大きなメリット。

左右どちらからでも押し込むことができるアンビ仕様のマグキャッチも優秀。
押しやすいように出っ張っているのですが、それでいて握った時に指に干渉しないよう、非常によく考えられたデザイン。
マグキャッチ下半分に中指が触れるのに違和感はなく、いざ操作する時には押しやすい…素晴らしい設計です。

モールドながらエキストラクターは別パーツ。
DETONATER(デトネーター)のようなスプリング仕掛けなどではないけど、フリーで可動しているため、中途半端な印象。
スプリングを加えるなど手を加えればリアリティは増すと思います。

これまでトータル3挺購入したので、シリアルナンバーが各個体に振り分けられていることは確認済み。
金属製のプレートなのでチープさはありません。

標準的な3ドットサイトですが、リアサイトの窪みはU字に近いV字タイプ。
通常の四角い窪みだと、ドットだけでなくフロントサイトの四角いシルエットも意識して、ボマーのように合わせてしまうものですが、こういうタイプはシンプルに"ドットを横並びに合わせる"ことに集中できるため、意外とエイミングが楽だと気付きます。
意識がシンプルなほど集中力も直感力も高まりますから、射手の能力を引き出しやすいよう、よく考えられたデザイン。

スライドの全長はグロック19と同じと言っても過言ではありません。
しかし高さについては、スライドを外して並べてみると、わずかにFNS-9のほうが高く設計されていました。

グリップの高さはグロックのほうがスライドに限りなく近い位置まで来ているため、やはりリコイルコントロールの面では一枚上手。
FNS-9はそれが"できなかった"わけではなく、故意に高さを出しているのですが、それは私のように"ハンドルポジションが低いほうが好み"の人もいるからでしょう。

グロックは目線の高さまで拳を上げるため、力学的にリコイルコントロールに優れますが、人間の身体の造り的には肩周りなど窮屈に感じるもの。
しかし目線よりほんの少し下に拳を下ろせば一気に楽になります。その窮屈さは人によって感じ方が様々で、力学的な効率を求めるか、身体的負荷を減らすことを優先するかは人それぞれ。
こういう事情があるから、あえてグロックと同じアイポイントに設計しないという各メーカーの試行錯誤がある…といった銃器開発秘話を聞いたことがあります。

グロックに比べ圧倒的に丸みを帯びたグリップ周り。
もはや"角を感じない"というくらい丸みを意識した設計なので、素手で握っていても不快感は皆無。

グリップにもFNハースタルのロゴマークが入ってます。
お気付きと思いますが、グリップフレームはステッピング加工してありますので、ノーマルではありません。
素手でも痛くない丁度良い具合に調節してあるので、汗ばんだ手でも滑らずしっかり握れます。

交換式のバックストラップは、写真のように膨らみのあるアーチタイプの他、真っ直ぐのストレートタイプもあり、2種類から好みに応じて交換。
ストラップの真ん中にある穴にピン抜き等を押し込んだままずらせば外せます。
元グリップデザインやストレートタイプは過去の記事をご覧ください。

いつもFNS-9を握って感じることは「サイトが見やすい」「構えやすい」「握りやすい」ということ。
その「握りやすい」は丸みを帯びたデザインだけでなく、写真のように"握る部分全てがフラット"であることも大きいんです。
両手保持の際は特に凸凹感がどこにも無いので収まりが良く気持ちが良い。

コンパクトなグロック19と比較すると、マガジンベース分が出っ張っているくらいの差があることがわかります。
要するにグロック19Xと同じサイズで、グロック17と同等のグリップ長ということ。
GBBやモデルガンと違ってドカッと反動がある実銃の場合は、小指まできっちり握れることは重要なので、効率的なサイズ感と言えるでしょう。

マガジンベース部にもロゴが入り、ガス注入口は無いので、雰囲気を壊すことがありません。
スペアマガジンは5本ありますが、ガス漏れは起きにくいようです。注入バルブは海外仕様のため無音。

ガス注入口は、放出バルブのすぐ下にあるため、外観を損なわないのがメリット。
実銃の装弾数は17発で、GBBでは22発となります。

日本ではFNX-45が有名ですが、それの9mmバージョン(FNX-9)をストライカー方式にしたFNSシリーズ。
グロックも素晴らしいけど、いまいち相性が…という人は、もしかしたらFNS-9がピッタリくるかもしれませんよ。

ガチのタクティカルトレーニングでは落とす、吹っ飛ぶ、地面に叩きつけられる等が頻繁なので、比較写真のグロック19のように傷だらけになってしまいます。
だから、FNS-9はあくまでお座敷コレクション。
フォローするわけではありませんが、グロックも非常に良い銃なので(昔は苦手でしたが)負けないくらい好きです。
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