探偵のピストル事情

表向きは探偵だけど、実はひみつの必殺仕事人…かも!?

各社ガスブローバックM4の簡易比較

リアリティと撃ちごたえを考えるなら電動ガンではなくガスブローバック(略名GBB)。

自分はサバゲーには参加しないお座敷コレクターなので、問答無用でGBB派。

初めてM4のGBBを買おうとした時、やっぱりこの3社で迷いました。

TOKYO MARUI/BLOCK-1

東京マルイのM4ブロック1は税込65,780円、10.3インチのショートバレルで、屋内や近接戦闘に対応したCQBシリーズ。

写真はノーマルではなくマグプルカスタム。サプレッサーを装着していますが、それでもコンパクトに収まっています。

KSC/MAGPUL PTS Edition

KSCと実銃ブランドマグプルの限定コラボモデルで、税込71,280円。

ロングバレル化して、隠密作戦特化のLVOAカスタムを施してあるのでノーマルではありません。

マグプルの元社長といったらクリス・コスタ氏。そしてハンドガードを横から握るコスタ撃ちで有名な彼は、このLVOAカスタムを愛用していることでも知られています。

WESTERN ARMS/M4A1 PDW

エスタンアームズ(以降WA)のM4A1 PDWは税込63,800円、8インチのマイクロカービン。

こちらはストック、フォアハンド、ダットサイト以外はノーマル。

民間軍事会社が使用していることからPMCカスタムとしても知られていて、変わり種のパトリオットを除けば、おそらくM4カスタムでは最小でしょう。

マルイのメカ

オリジナルの構造で、弾切れオープン時の解除(リリース)を相当回数行っても、ボルトが削れていかないようになっています。

これだけギチギチに詰まった可動部なので、メンテナンスはしないと動きに支障が出てくるのは言うまでもありません。

リコイルはノーマル状態では2番目に強い。

こちらは高重量リコイルバッファーを組んでいるため、現在ダントツ一番のヘビーリコイル。

M4実弾射撃の時の感覚とほとんど同じなので、壊れそうであまり撃ちません。笑

KSCのメカ

さすがKSCで、通常分解でもリアルさにこだわっているのが伝わります。

リコイルはノーマルだと3社中最下位ですが、燃費は良いので、重視しているところが違うんでしょう。

ちなみにこちらも高重量リコイルバッファーを組み込んでいるので、現在は2番目にヘビーリコイル。

WAのメカ

内部メカはKSCに勝るとも劣らないリアルさで再現してあります。

リコイルはノーマルだと一番のヘビーリコイル。ただし、他2社に高重量リコイルバッファーを組んだら最下位に落ち込みました。

こちらも同じようにバッファーを交換すればまた変わるのでしょうけど、組み込まない理由があります。

WAは強度が不安

通常分解でアッパーレシーバーを上げた途端に、ビヨーンと飛び出してくるバッファー。

最初こそ問題ありませんでしたが、ストッパー含め、どのパーツも強度に不安を感じるのがWAでした。

これで高重量なんて組んだら、間違いなくぶっ壊れるな…という感じなので、未だにノーマル。

マルイのがたつき

M4といったら弱点のここ…ですが、5年くらい経過した今、多少のがたつきは出ています。

最初はかっちりでしたが、お座敷でこれなら、サバゲーマーの人達だともっと早くガタが出始めるかもしれません。

自分は年に1回だけIDPAに参加するかしないか程度だし、あとは広場で子ども達と的撃ちするくらいしか持ち出しません。

といっても心配するほどの強度ではないでしょう。

KSCのがたつき

もはやハンドガードを組み替えてしまって、くびれが無いのでカッチリ。

とはいえ、ノーマル状態だった時でもマルイさんと同じくらいの強度だったと感じます。

初めて買ったM4GBBはKSCのA1カービンで、10年くらい持ってたと記憶してますが、それも特にガタガタになったわけではありませんでした。

WAのがたつき

所有期間が一番短いのでなんとも言えないところですが、今のところ一番カッチリとしているのはWAのM4。

ただしこのモデルのみレシーバーが金属ではなくグラスファイバー。重量や物質同士の噛み合いなどが違うため、また条件は変わってきます。

首周りが強くても、内部メカの強度が不安じゃ意味ないので、手放すとしたら間違いなく先頭切るのはコイツ。

マガジン

左からマルイ、KSC、WA。

弾を入れるとわかるのですが、マルイだけがリップに顔を覗かせる弾が1列になるよう設計されています。

KSCはゆるやかな2列になってリップに到達して、WAはほぼそのまんまリップから顔を出していました。

といっても装填不良とかはどれも起きないので、気にしなくて良いところかもしれません。

ガス注入バルブ

マルイとKSCは従来通りマガジン下部に注入バルブ。

WAだけがマガジンの背にあるので、おっ!これは!と思いました。

VFCのHK416は放出バルブのすぐ下に注入バルブ。これによって、マガジン挿入時に外観はリアルさを格段に増していましたから、それと同じか!?

バルブ位置の謎

なんでやねん!マガジン差しても隠れねぇーじゃねーか!

なんでWAがこの位置に注入バルブを持ってきたのかは不明。

ライフルの場合、銃口を上に向けて持つことがあるから、その時にマガジン底部のバルブが見えてカッコ悪いから?いやいや、ここじゃ結局…。笑

マルイの質感

少し荒めで、塗装してあるなと感じるザラザラ感が残ってます。

それでも不満に感じるほどじゃないし、充分な質感だと感じました。

写真のようにオイル塗りたくれば全然悪くないですよね。

KSCの質感

塗装ではないのかな?薬品処理かな?という素晴らしい仕上げ。

間違いなく質感は一番良いし、所有欲を満たしてくれる存在です。

撮影に使用したのはマグプルエディションですが、ノーマルも同じ質感でかなり良い感じでしたよ。

WAの質感

このモデルはグラスファイバーのほうなので、まぁ一番残念です。

フルメタルモデルだとどうなのか?は未確認ですが、ご覧の通り刻印がすでに残念な感じですから、期待はできません。

チープではないけど、リアル派にはちょっと…というのがWAのM4ですかね。

実用性

命中率や飛距離においては言うまでもなく、マルイが圧勝。次にKSC、最下位はWAといったところ。

作動性についてもマルイ、KSC、WAという順番でしょう。WAに関しては期待外れが大きく、フルオート実験したら、みるみるペースダウン。寒い時期なんて、暖めても失速が早くて1マガジンを満足に使いきれません。

ゲームやシューティングならマルイかKSC、お座敷のみならWAといったところでしょうか。

リアリティ派ならKSCを選択した方が間違いありませんが、マルイも全然良かったです。

 

 

 

 

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トイガンは護身用に使えるのか】

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