探偵のピストル事情

表向きは探偵だけど、実はひみつの必殺仕事人…かも!?

桜ちゃん姉妹

P230シリーズもそうですが、Jフレームリボルバーも、複数あるため「なんで同じのいっぱい持ってるの?」と、奥さんに聞かれた時はヒヤッとしました。

特にM360 SAKURAが2つというのに「え?これ、何が違うの?」と突っ込まれた時はマジで焦りました。笑

S&W M360J SAKURA 警察モデル&海保モデル

上のノーマルグリップが「警察モデル」のペガサスシステムガスガン。

下の木製グリップ換装品が「海上保安庁モデル」のモデルガン。

Jフレーム好きもここまで行くと変態だな!と友人に笑われましたが、そもそもこの2挺は何が違うのでしょう?

桜ちゃん警察モデル(左)

我が家では「桜ちゃん」と呼ばれてるので、そのままそう呼びますね。笑

ペガサスシステムのガスガンではシリンダーが材質違うから、フレームと色合い違いますね(^^;)

NMBミネベアミツミ)やシリアルナンバーなど、左側面の刻印に注目してください。

※実銃はNMBではなくMINEBEA刻印。

桜ちゃん海保モデル(左)

撮影にあたって&やってみたかったので、ホワイトレターに仕上げました。

グリップ上部の打撃エフェクトみたいな「バシッ」みたいなマーク…ナニコレ?と思ってたら、海上保安庁がよく使う「コンパスのシンボル」らしいですね!笑

あぁ…コンパスか!と納得。ここが桜ちゃん姉妹の大きく違うところ。

桜ちゃん警察モデル(右)

M360では357マグナムを発砲できる強度が確保されていますが、サクラはシリンダーをステンレスに変更し、コストダウンしているようです。

撃てなくはないだろうけど、強度的には推奨されていません。ていうか危険。

桜ちゃん海保モデル(右)

自分は未経験ですが、斉藤さんいわくJフレームの357射撃は現実的ではないそう。

とにかく痛いし、個体によってはフレームにヒビが入る報告もちょこちょこあるらしい。

シリンダーとバレルを強化しても、結局はフレームが耐久難ありのようですね(・・;)

でも日常的に撃つわけじゃないなら良いと思うよとは言ってました。

桜ちゃん姉妹のスイングアウト

ガスガン(右)とモデルガン(左)の違いがあるけど、パッと見はシリンダーも大きな差が判りにくい。カートリッジを抜けばかなり変わりますが。

特に大きく違うのはファイアリングピンの有無でしょう。

警察と海保、モデルとしての違いはありません。

ノーマルグリップ

ニューナンブと同系のフィンガーレスト付きグリップ。

日本警察と言ったらコレってイメージですが、自分のうっすらした記憶では元のグリップデザインはアンクルマイクスだか、どっかのデザインじゃなかったかなぁ…。

日本オリジナルではないと記憶してるんですが、曖昧なので明確には解りませんm(__)m

木製グリップver.

こちらは357のカートリッジを装填して使用しているので、勝手に「特別仕様の桜ちゃん」ということにして、グリップでも差別化を図りました。

さしずめ"特別捜査官ver."的な? というのは後付けで、357がカートリッジ共有の都合上良いから使ってます。木製グリップがいいから装着しただけです。

個人的にはサクラのグリップは中指がトリガーガードに当たって痛いので苦手。

改良型のM360ハンマー

M360シリーズのハンマーは、これまでのチーフスペシャルとは違い、小型でフレーム内に隠れた状態。

ハンマーそのものを軽くして、ハンマーダウン時のバチンッという衝撃を小さくすれば、それだけブレにくくなって命中率が向上するため。

使いにくいなんてこともなく、非常に好感のあるハンマーで好き。

ホワイトレター剥がし

ホワイトレターを入れたものの、思ってたより気に入らなかったので、撮影が済んでから剥がし作業。

まずは爪楊枝であらかたクレヨンを掘り出します。

流水+歯ブラシ

その後、水で流しながら歯ブラシでシャカシャカすれば、綺麗さっぱり落ちるので、ホワイトレター(刻印墨入れ)をリセットしたい方はお試しあれ。

ブルーイング

M360シリーズは実銃もマット仕上げなので、HWそのままがリアルだとはわかっていましたが、やっぱりクラシック調にしたくてブルーイングしました(^^)

きっちりブルーを出すというよりは、テカテカの金属感を演出したかったので、磨き具合はほどほどに、あえて多少のムラを出してます。

うそです。面倒臭かったので、ほどほどに磨いて「味になるからこれでいっか!」と妥協しただけ。

M360 classic ver.

実際にマット仕上げの塗装を落として、ブルーイングにカスタムしたりするのは実銃業界でも珍しくありません。

というか自分なら現地でも、わざわざそうするだろうな…って思います!笑

少し見慣れないM360クラシックカスタムの出来上がり?

Smith & Wesson M360J SAKURA

ハンマーの位置やサイズの見直し、サイトシステムの向上、その他細かいところがたくさん変更されている最先端のJフレームリボルバーM360シリーズ。

わざわざダウングレードした銃ですが、それでも新型JフレームのM360ということに違いありません。

Jフレームリボルバーが好きな人は間違いなく気に入るでしょう。オススメですよ。

ちなみに警察モデルと海保モデルの違いは、コンパスマークとシリアルナンバーだけでしたねー。

 

 

 

探偵仲間の会社ブログで取り上げられていたオススメの記事。

 

トイガンは護身用に使えるのか】

https://ivy-tantei.jp/4288

街中で銃を見た日本人の反応を検証。

 

【銃刀法の銃とは】

https://ivy-tantei.jp/4286

銃刀法の中の"銃"について取り上げた記事。

 

【銃のサプレッサー】

https://ivy-tantei.jp/2132

サプレッサーの構造を紐解いた記事。

 

【廃れない回転式拳銃】

https://ivy-tantei.jp/2619

なぜリボルバーは消えないのか?という記事。