普通はトイガンに実物のフラッシュライトなんて必要ありませんから、買うことなんて無いかと思います。
需要あるのか?と思いつつ、自分が気になってたことでもあったので記事にすることに。
自分達はガチンコトレーニングに参加する機会が多いので、装備品も実物で揃えることが多々ありました。
特にお気に入りはシュアファイアのXC-1。
携帯するにも邪魔にならないサイズ、グロック19サイズでツライチになる気持ち良さ、CR123Aなんて高級品ではなく入手の容易な単四電池仕様。
とはいえ、実物は200ルーメンを出力してくれるので、頼れる存在。
19X(サンドカラー)が実物、32C(フレームOD)がレプリカと判別しやすいよう取り付けて紹介します。
実物はおよそ50,000円前後。
点灯用のボタンが押しやすいように加工されている"窪み"はレプリカより若干浅め。
押し込んだ時にクリック感は無く、ぐにっとした感触。音を立てないためでしょうか。
SOTAC製のレプリカ。最安では6,000円程。
SUREFIREという書体が微妙に違う他、点灯スイッチの窪みが深め。また「カチッ」クリック感があり、感触はこちらのほうが「onにした!」と感じます。
サイズ感も重量も違いは感じませんし、質感においてもこちらがレプリカと言われても疑わなそうな感じ。
特別「本物だ!」という感じはありません。
おそらくレプリカと見分けるために一番確実なところ。
「XC1」の文字が白塗りになっているのがSOTAC製。
重量は45gと軽量なので、重くなったと感じるほどでもありません。
というか装着、非装着の差なんて感じ取れないレベルの重量ですね。
電池が切れる時は予兆があり、点灯していると自動的にプツンと消灯されるようになります。残量が少なくなればなるほど点灯時間は短くなる感じ。
必要な光量を出力してくれてるので、最近暗くなってきたかなぁ?みたいのは無く、点灯時間に制限が出てきて、残量が少ないと認識できる仕組み。
レプリカの重量は43gと実物より2g程度軽いのですが、誤差レベルでしょう。
下部は見た目には違いがわかりません。
実物と違い、電池残量が少なくなるにつれて徐々に暗くなっていく、普通の懐中電灯と同じ仕組み。
単四バッテリーの蓋の形状がわずかに違い、また実物のほうが蓋の厚みもあります。
この角度以外でもレンズの反射度合いが違うのは、光の透過率が違う証拠でしょう。
レンズ内のリフレクターがまるで別物ですね。実物は細かく多面角なのに対して、レプリカはつるんとしたリフレクター。
どちらも3〜4年は使用しているはずですが、レンズの曇り方にも差が出ていました。
細かな部分では、固定ネジも違ってます。
レバーを押し下げている間は点灯する"間欠点灯"の感触もまた、レプリカにはクリッと何かを押し込むような感触があり、実物はグニッとした感じ。
レプリカは3年間で数回ほど点灯しずらいことがありました。
しかし理由は故障や接触不良ではなく…
実物、レプリカどちらにも言えるのですが、銃との相性があります。
例えばグロックにはかっちり付くけど、銃によっては少し緩かったり、若干斜めになってしまう…など。
取付部のレール形状が微妙に違うようで、実物では問題なく、レプリカは微妙に合わない…みたいなこともありました。
トリガーガードの幅が微妙に合わないだけでも、間欠スイッチの邪魔になり、点灯させにくいということもしばしば。
1m先の壁に照射した時の光はこんな感じ。
眩しくもなく、わりとポイント照射されている感じで、光が拡散してしまっているようには見えません。
悪くはないけど、購入前はもう少し期待していたのは事実。ガワの再現もするんだから、価格的には妥当なのかな。
同じく1m先の壁に照射。
意外にも円が大きいのは実物。広範囲に光を広げているのかな?といった印象。
反射が少し眩しいと感じる光量ですが、照射してる側が目が眩むほどではありません。
平置きしての照射では、レプリカのほうが広拡散していました。
おそらく無駄に広げてしまってる光が多いということでしょう。
リフレクターの技術がここではっきりと出ましたね。
ご覧の通り実物ははっきり、くっきりと光を絞って前方へと光がまとまってます。
これが天下のシャアファイアのリフレクター技術。
おそらく光量自体は同じくらいなんでしょうけど、光の操り方が全然違うということなんでしょう。
1mくらい離れた位置からウサビッチに照射してみました。
肉眼時と同じように画像を調整していますので、実際にこんな感じと思ってもらって大丈夫です。
ぼんやり、柔らかい光を放つ懐中電灯という感覚かなぁ…。
真っ暗闇の中で「誰かいる?」と照射しても、すぐに「いた!」とは気付かないかもしれない…というほど、"照らしているだけ"の光量。
白飛びしちゃってますやん!というくらいの写り方ですが、これも肉眼時と同じように画像調整しました。写りはもっと酷かったです。
説明するまでもなく、実用的な明るさを絞り出しています。
真っ暗闇の中で「誰かいる?」と照射したら、即見つけられるだろうなと思える光量なので、安心して使えるウエポンライト。
いわゆるタクティカルライトほどの眩しさはありませんが、体感ではレプリカのX300と同じくらいでしょうか。
真っ暗な屋外で5mほど先への照射。
ぼんやりと辺りを照らしてくれているといった程度ですが、ターゲットが見えれば良いわけだから、デメリットになるほどではありません。
10m先ではぼんやり…だったので、ちょっと頼りないかな…くらい。
同じく5m照射。
はっきりくっきり照らしてくれるし、照らされる側だったら真っ暗闇の中では結構眩しいと思うので、目眩し効果はありそう。
10〜15m先でも人がいればわかるくらいの明るさ。森林というよりは、街中での使用に適しています。
正直に言ってしまえば、トイガンに付けるのであればレプリカで充分。
常に電池残量をMAXにしておけば、レプリカでも充分実用範囲の光量を叩き出してくれます。充電池を使えば、常にMAXなんて容易ですし。
しかし実銃に取り付ける機会のある私達は、発砲時の衝撃も考慮しないといけないので、どうしても実物を購入することになりました。
レプリカを実銃に付けて撃っていたら1日目で点灯不良(接触不良?)になりましたから、やはりレプリカライトはレプリカガンにしか適合しません。
4万円以上の差があるのか?と聞かれたら、そうは感じなかったというのが本音ですね(・・;)
なぜガチトレしてんの?という疑問はコチラに記載。
レプリカライト
実物(300lmの新型Bタイプ)
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