探偵のピストル事情

表向きは探偵だけど、実はひみつの必殺仕事人…かも!?

初恋SMG

親戚の剥製猟師、ガンマニアの自衛官(叔父)、さらに父親もコレクターだったので、銃に触れる機会なんていくらでもあったのに、興味はそこそこ。

しかし1997年に突然、銃に目覚めると見え方が変わります。

不思議なもので、それまで「銃は全部、似たような感じ」にしか見えてませんでしたが、目覚めてからは全てが違うものと認識します。

幼児期はどれも美味しいお菓子だったのに、違いを認識し始めると、このお菓子が好きであっちはそうでもなくて…と贅沢になる感覚とそっくり!笑

H&K MP5 SD6

それまで同じに見えていたのは長物も含みます。トンプソンは木目でM60MINIMIは真っ黒…つまり"木を使ってるか使ってないか"程度の認識。

でも目覚めて色々と理解し始めた途端、やたら気に入ってしまったのがMP5のSDシリーズ。

by WE-TECH GBB

WEに落ち着くまでの流れをざっとお話すると、学生時代にマルイの電動でチープさにゲンナリ。やがて大人になってトレーニングを開始し、現地イベントで実銃に触れて感動し、SD愛が再燃。

WEのSD6を入手し、後々に評判のいいVFC(UMAREX)も入手。悩んだ末にWEを残してVFC製を売却。

WE vs VFC

人によってどちらを選ぶのかは違いますが、自分はWEを選択しました。

フルマーキングのVFCはリアルで良いけど、質感は同等なので、すごく悩みましたよ(・・;)

リコイルの元気さとボルトストップ機能のリアルさ、空撃ち機能、これがWEの魅力だったのです。

ボルトストップ機能はVFCもパーツ追加で再現できますが、売却の価格相場が非常に良かったので手放すことを決めました。

WEは売却時に結構な寝落ちの仕方なので、そんなに価値低くないでしょ!と残すことに。マガジンも安いし。

SD = シャルデンプファー

最大の特徴はハンドガードの中まで内蔵されている大型サプレッサー。

特徴的なハンドガードといい、分厚い銃口といい、なんだかビビビッときて一目惚れしてしまったんです。

当時は中学生でしたが、おっさんになった今もSDかっけぇー!という気持ちは変わりません。よっぽどツボだったんですねー。

シボ加工も再現されている

発射時の火薬破裂音を減音できても、弾丸が音速を超えて飛んでいくソニックウェーブはなかなか消せません。

サブソニック弾で亜音速に留めることはできますが、弾を分けなきゃいけないし、コストだってかかる…。

ところがMP5SDシリーズは通常の9mm弾をそのまま使用しても、サプレッサーを抜ける頃には亜音速になるよう調整されています。

メラニンスポンジ

空洞になってるサプレッサー内にメラニンスポンジをたんまり詰め込みました。

消音剤として活用されるだけあって、それなりに静音効果ある!と言いたいところですが、正直わかりません。笑

なんせインナーバレルが先端まで来てますから、せいぜい振動を抑えるくらいでしょうね。

グリップ周り

ポリマー部分もリアルで、実弾射撃で触れたあの時のMP5と全く同じ感触。

ざらついていて、プラスチックというよりポリマー樹脂と言える、微妙な違いをよく再現してあります。

きしみ等は一切なくてガッチリ!

マガジン

WEのマガジン前面はスリットが入っていて、BB弾が丸見え。

それが心の奥底から嫌なので、目隠しに黒いバンテージテープを貼っています。

ロットによってカーブがきついマガジンがあるとか聞きますが、そこらへんは気にしてません。

空撃ちモード

レバーを左のように立てると空撃ちモードとなり、右の状態にすると弾切れと同時にボルトが閉鎖したままストップします。

しかしこのレバー、鬼固っ!指先でやると爪が割れるし骨が悲鳴をあげます。笑

VFCよりWEのほうが冷えに強いのは材質の違いでしょうか。ガス注入直後でもバシバシ動きます。

セレクタ

クリック感もあってVFCと比べても遜色ないセレクターなのですが、セーフから先までオーバーランするのはデメリット。

とはいえセーフの所でもクリック感があるので、それを無視してさらに回そうとイジワルなことをしなければ、こうはなりません。

故意に回そうとしないとならないのに、いじわるなレビューでイジワルなコメントを見たこともあります。

ボルトもグレー

閉鎖されたエジェクションポートから見えるボルトもグレーがかっていて、溶接痕のようなアシストグルーヴがリアル。

マガジンハウジングはVFCと違い無刻印。自分は全然気になりません。

VFCバージョンでも意識しない限り目に入らなかったし。

エジェクションポート

ハンドルを引いてロックかけると、がっぽり口をあけるエジェクションポート。

これがセクシーでいい感じです!

ポート内に見える2種類のパイプは、押し戻すハンドルのパイプと、ボルトキャリア側のパイプ。

アサイ

HKらしいダイヤル式のリアサイトは、本来は無段階で同一方向に回せるはずだったと思います。

しかしWEでは1週すると回せなくなるネジみたいな仕組み。

使う番号決まってるし、デメリットというほどではないけど、気になる人は気になるだろうなぁーという感じ。

フロントサイト

プレート状の照星もリアルに作り込んであります。

白い蓄光塗料は自分が足したもので、本来は何も色は入ってません。

スリングスイベル(フック)もスチール製でガッチリしてるので安心して使えそうですね。

チャージングハンドル

この位置でロック/オープンのチャージングハンドル。

自分はハンドガードに手を置いたまま、親指でロックを解除するのですが、シャキンッと戻る様は気持ちいい!

※実戦トレーニングで"モーションを最小にするために親指で戻す"と叩き込まれたため。

映画などで見るような"叩いて解除"でも問題ない強度。

マルイのSTD電動ガンではあっさり折れた苦い思い出のパーツ。笑

スライドストック

3段階調整できるストックは最長にしても、前屈みで構えるとレシーバー後端が顔に当たります。

このストックの長さじゃ外国人じゃ扱いにくいんじゃないの?と思わされるほどの短さ。

173cm程度の体格でこれなので、日本人向けのサイズ感に感じます。パットで厚みを足すか、ストックを交換するかで調整するしかありませんね。

スチールボディー

スチールボディーなのでMP5シリーズはくっそ重いです!笑

イメージ的にはM4より重い気がするくらいだし、本体のみ3.4kgでした。

ドットサイト込みなので約4kgといったところですが、SDはフロントヘビーのため片手持ちする瞬間とか、筋トレ時のダンベルより前腕筋が悲鳴をあげます。笑

通常分解

ピンを2本抜くだけで簡単に通常分解できるのも実銃通り。

電動ガンではこういうの味わえないから、やっぱりGBB派から離脱できません(^^;;

何より撃っている時の、耳元でガキンッ!ガキンッ!と鳴る迫力や、ズドンとくる反動も重要です。

B&T ストック

TMPを改良してMP9を生み出したことで実力を見せつけたB&Tのストック。元々カスタムメーカーなので、さすが良いパーツを出します。

個人的にこのスケルトンストックが好物で、SD6も普段はこちらに換装。

SD6 B&T stock version

このストックだとスライドストックに比べて少しリーチが稼げます。

スライドストックの1ポジション分追加された程度ですが、自分にとってはベストポジションになってフィット!

ちなみに実弾での射程距離がSDは少し頼りなくなり、およそ130m程度と教わりました。

WE-Tech MP5 A5

重量の関係か、少しコンパクトになるA5のほうがリコイルは激しく感じます。

実弾では逆にサプレッサー付きのほうがリコイルはキツくなるので、A5のほうがいくらか扱いやすい(^^)

実弾での射程距離は200m前後と、MP7にも匹敵するもの。

実銃MP5について

マシンガンイベントで撃たせてもらった感想は「めちゃくちゃ当たる」という印象。

銃が重いのに弾薬は9mmという都合もあって、リコイルコントロールは超がつくほど容易。

70年も現役で使われるのが納得できるほど、誰でも扱えて、誰でも当てられる、信頼できるSMGでした。

コンパクトだとじゃじゃ馬のイメージのSMGですが、MP5はフルサイズだけあってフルオートでも余裕なんです!

最初から今まで好き続きのMP5 SD6のお話でしたm(__)m

 

 

 

探偵仲間の会社ブログで取り上げられていたオススメの記事。

 

トイガンは護身用に使えるのか】

https://ivy-tantei.jp/4288

街中で銃を見た日本人の反応を検証。

 

【銃刀法の銃とは】

https://ivy-tantei.jp/4286

銃刀法の中の"銃"について取り上げた記事。

 

【銃のサプレッサー】

https://ivy-tantei.jp/2132

サプレッサーの構造を紐解いた記事。

 

【廃れない回転式拳銃】

https://ivy-tantei.jp/2619

なぜリボルバーは消えないのか?という記事。