誰もが知る日本警察仕様のP230JP。
P230シリーズの380AUTOではなく、32ACPへの変更やマニュアルセフティやランヤードループの追加で、オリジナリティあるビジュアルになっています。
海外でも実銃のJPは少数出回っているようですが、あくまでもコレクターの銃みたいですね。
KSCのオートマチックモデルガンはこれが初めて。
P230シリーズが大好物なので全モデルを所有していたものの、JPモデルはガスガンではなくモデルガンにしてみました。
調べてみて、購入当時と今の価格が同じであることに少し驚きましたが、元々あまり生産も販売もしてません。これだけ高騰が続く中、価格維持できてるのがすごい。
初期はまともに動かないと聞いていたので手出しせず。
動くようになってきたとの噂を聞きつけて、購入したのが7〜8年前だったかな?
スライド側面がポリッシュされているのが特徴の銃なので、加工前提でHWモデルを購入。
いつもP230シリーズは加工するのですが、使用する黒染め液によって色合いが変わります。
このP230JPに使ったのはバーチウッドのスーパーブルー。
ブルーになってしまうと、スライド上面のマットな感じとのコントラスト差が激しすぎて、ちょっと違和感かもしれませんね。
これまで通り、黒光りに仕上がる黒染め液を使えば良かった…と少し後悔。
ノーマルのP230シリーズと同じ刻印となっています。
個人的にはクラシック感強めのP230 Earlyが一番のツボ。
過去の記事で紹介しているので、良かったらご一読くださいm(__)m
380AUTOではなく、7.65mm(32ACP)であることが刻印によって示されています。
ここらへんはじっくり見るタイプじゃないので気にしたことありません。
最大の特徴は、絶対不要だったであろうレバー式のマニュアルセフティ。
ハンマーダウン時、またはハーフコック時にしかONにできません。
しかも日本の警察ではチェンバー内に装填せずに携帯するため、その上でマニュアルセフティと、トリガーロック(ゴムを挟む)を行うため…発射までどんだけ時間かけんねん!
紛失防止、強奪防止のためのランヤードを繋げておくための大型なランヤードループ。
これは少し好き。
ただし左手で握る時に邪魔になります。
ガスガンでは味わえないところの1つがエキストラクターの可動。
装填してない時は上の写真のように後端が跳ね上がっています。
装填してチャンバー内に弾が送り込まれると、エキストラクターのツメがカートリッジのリムに噛み込むため、外観はフラットに。
これがインジゲーターとしての役割になっているわけですね。
銃口内のインサートは縦。
どっちでも良いんだろうけど、個人的には横の方が黒塗りすると目立たなくなるから好きなので、少し残念でした。
カートリッジは単色。
ブレッド部分をリアルカラーにしてくれれば、この上ないくらい嬉しいんですけどね。
タナカのP229はリアルカラーにしてくれていたので、ダミーカートを買わずして良かったのが素敵でした!
マガジン底部はガスガンと造りが違うので「浮いてる?」と最初は思いました。
これはクリーニングできるように、分解すること前提の構造のためで不具合ではありません。
カートリッジのパーツ点数は4つ。
洗浄時にわりと面倒になる個数ですね(・・;)
そういう意味でも、やっぱり自分は発火させるならリボルバーが多いです。カートリッジにもよるけど。
エジェクションポートからカートリッジが見えるチラリズムもまたモデルガンの醍醐味。
写真はダミーカートで撮影しましたので、この角度じゃ実銃そのもののビジュアル。
これもまたモデルガンならでは。
構えた時に「おっ!」とテンション上がるファイアリングピンが視界に飛び込んできます。
ガスガンでは六角ですからね(・・;)あれは頂けない。
正直、タナカのオートマチックモデルガンには到底敵いません。
装填不良やダブルフィールド(二重に装填してしまうトラブル)が結構起きていました。
動画を撮影した時なんて、発火不良起きたし!笑
一時期はドラマだか映画だかで岡田准一が使った!なんてP230シリーズが価格高騰してましたね(^^;)
あの時はストックしていたブルーイングカスタムをいくつか売ったりして、お小遣い稼ぎに利用しました。笑
タナカには勝てない作動ですから発火して遊ぶにはちょっと頼りないけど、手動で遊ぶなら満足度の高いモデルガンだと思います。
発火テストの動画(約19秒)はコチラ
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