初めて購入したSWオートは多分これだったと思います。
父から貰ったM39やM59は持ってましたが、好きで買ったわけではないし、貰ったからあるだけという感じでした。
独特な形状だけどクラシックなニオイもプンプンするし、めっちゃ素敵!と一目惚れに近い感覚で購入したのを覚えてます。
勝手にM4004と断定していますが、WA/ウエスタンアームズから発売されている商品名はSHORTY.40。
といってもショーティー・フォーティーなんて銃は存在しません。
何をモデルアップしたのかWAもはっきりしないままなので、そう呼ばれるようになりました。
仕事上での戦術トレーニングでこれを使っていた時のこと。
アメリカ陸軍特殊部隊を退役した方が講師をしてくれていたのですが「それはパフォーマンスセンターのM4004か?」と聞いてきて、初めて正式名称を知りました。
なぜそんなトレーニングしていたのか?はコチラをご一読ください。
せっかくなのでシルバーモデルも織り交ぜて紹介しますが、シルバーだと多分、名称がまた異なります。
S&Wのオートマチックは数字を使って素材や口径で分類化しているので、見た目が同じ銃でも型番(モデル名)がガラリと変わるのが特徴。
サードジェネレーションの数字4桁なら、頭の2つが口径、3桁目がサイズ、4桁目がフレーム材質と仕上げ。
つまりM4004とは、40口径で、フルサイズモデル、アルミフレームのブラックモデル…という区別がつくわけです。
国内でもショーティー40の正体はなんなのか気になっている人も多い様子ですが、明確にはわかっていません。
だから自分の中では、講師の父上が使っているというPC M4004ということにしました。
ナンバリングは海外在住の方に頼み、SWに直接確認してもらって、自分がリスト化しました。
なんせ、探せどリストが出てこなかったので(^^;;
ちなみにジェネレーションによって分類のしかたが違ったりするのでややこしい。作成したのは4桁のサードジェネレーションなので悪しからず。
4桁目はスライドとフレームの材質だとばかり思ってましたが、SWは「フレーム材質と仕上げ」と答えたそうです。
確かにスライドは2パターンだから、はしょっても判りますもんね。
3桁目が0だとフルサイズやんけ!
M4004だとしたらコンパクトサイズのショーティー40は違うんじゃね!?
当時そう思って講師に聞きました。
だけどペラペラ英語を喋られても、完全には理解しきれず、何言ってんのか結局よく判らずじまい。笑
理解できたのは、PCの高級カスタム版では、SW通常モデルをカスタマイズするために、モデル名が通常版のまま引き継がれることがある!ということ。
つまり通常版のM4004をPCカスタムしたら、モデル名に「performance center」が追加されるだけで、M4004という数字の羅列は変わらない!みたいな感じ。
彼は「これは父の持っているPCのM4004だよ」と言い切っていたので、そうなんでしょう。
そのおかげで「あなたは銃のセンスもいい!」と、やたら気に入られました。笑
というわけでM4004として進めますが、これの実銃価格は彼いわく2,000$ほど…。
マジかよ、P226よりはるかに高いって、そんな価値あるん!?笑
そういえばM945シリーズも1,600〜2,000$なんて聞きますし、パフォーマンスセンターってガチで高級なんですね。笑
これに30万円出せと言われたら、頭の中でSIGのモデルと葛藤するだろうな…と妄想してました。SP2022とかなら2挺買えるし。
何がツボって、暗がりでシルバーのチェンバーが映えるところがたまらなく好き。
ボディーが真っ黒なのに、チェンバーだけキラッ!みたいな、この萌えポイントわかりますか?笑
シリーズ70とかもチェンバーキラリは同じだけど、このサイズ感と重厚感だからこそ、それが映えるんです。
ポテっとしたぽっちゃり体型の銃、その上でチェンバーは丸みがないとダメなんです!笑
1人だけ共感してくれる人に会いましたが、今のところその人だけなので、珍しいフェチなのかも(^^;)笑
実弾では装弾数9発だそうです。
どうしても時代遅れ感は否めませんが、セルフディフェンスとしては充分かもしれません。
ちなみにこのサイズのSWオート(40口径)を向こうでは「SHOTY.40」と愛称で呼ぶらしく、この銃だけの名称というわけではないんだとか。
最近では聞かなくなったけど、クラシック1911を見て「ガバメント」と呼ぶのとか、Jフレームを「チーフ」と呼ぶのと同じみたいですね。
若い人が愛称で呼んでいるのをあまり聞いたことがないので、このあたりももうオッサンである証拠なのかも。笑
安全装置はレバー式のオーソドックススタイル。
紹介するまでもなさそうだったので、パフォーマンスセンターが時々使うボタン式を撮りました。
右側から押し出すことでON/安全となり、親指で押し込んでフラットにするとOFF/射撃可能になります。
使い勝手どうなの?と聞かれると困るくらい微妙。笑
結構な硬さなので、誤動作によって知らない間に解除されていたというトラブルは少ないと思いますが、即応性には欠けると感じました。
トイガンとしての印象は、スピーディーなブローバック、俊敏かつヘビーなリコイル、金属感を感じるブローバック音、お座敷コレクターとしてはたまらない1挺です。
小柄なサイズからは想像できないズドンというリコイルや、素早く回転する動きは楽しくて、撃って遊ぶにはトップクラスに好み。
屋内では部屋撃ち程度の距離だと、かなり素直に狙った位置に穴を開けてくれます。
特に印象が強いのは音。
カシュン!とかバシッ!というトイガンらしい軽い発射音ではなく、他では聞いたことのない特徴的でかっこいい作動音。
表現が難しいのですが、映画「RONIN」のトンネル内でのP239発砲音とよく似てるといつも思ってます。
※YouTubeで探してみましたが、やっぱりDVDとは音質が違ったのでURLは載せていません。
眺めても素敵、撃っても楽しい、どちらも満足できるトイガンは自分の中では数少ないので貴重な存在。
ちなみに写真のブラックモデルはスライドをブルーイングしてますので、購入時からこうではありません。お間違えないようお気をつけください。
WA/ウエスタンアームズから約4万円(税抜36,000円)にて2017年頃に販売されたのがたしか最後だったと思います。
最終生産とうたってましたが、そこはWAなので待ってれば、また「待望の復刻!」とかやるんじゃないですかね(^^)
中身同じまま、また値上げるでしょうけど。
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