探偵のピストル事情

表向きは探偵だけど、実はひみつの必殺仕事人…かも!?

SIG社初のポリマーフレーム

シグプロを初めて見たのは月刊Gun誌で、その直後くらいにプレステ2のバイオハザード3で見かけます。

 

どちらで見た時も素敵だと感じていましたが、たしかその当時はトイガン化されておらず、しばらく手にしませんでした。

 

やがてKSCから9mm仕様のSP2009と、40口径仕様のSP2340が発売。しばらくしてGSG-9記念モデル、XM13トライアルモデルが登場。その全てを購入しました。

※GSG-9記念モデルは現在も所有しているので、そのうちご紹介します。

 

だけどシステム7以前のエンジンなのでヘッポコ。夏場でさえ1マガジンを連発では撃ちきれなかったはずです。

 

数年後に進化版であり現行型でもあるSP2022が発売され、それがシステム7だったのでめちゃくちゃ嬉しかった思い出。

SIG PRO SP2022

好きな銃でも、作動性がヘッポコでろくに動かないとなると触らなくなります。

ちゃんと動いて楽しめる銃ばかり触ることになりますし、動かないやつはホコリをかぶっていくのは毎回のこと。

 

だからSP2022はガシガシ遊ぶのかと思いきや、これもそんなには遊びませんでした。

メタルスライドに換装したし、特に不満はないかと思っていたのですが、他にも触らなくなる理由がシグプロにはあったことに気付きます。

この銃、写真で見る限りではセミコンパクトな銃。人が持っててもやっぱり小さい感じに見えて、コンパクト系が大好物な自分にとっては「おっ!」と惹かれるサイズ感。

 

ところが手に取るとめちゃくちゃデカい!なんでしょう…小柄なお姉さんかと思いきや、近寄ったらめっちゃゴツいマッチョ女子だった…みたいな感じです。笑

 

例えが悪いですが、とにかくコンパクト系が好きな自分にとっては「うーん…」という、腑に落ちない感じがあったんですね。オフィサーズをイメージしてたらSVインフィニティ4.3だった…みたいな感覚。

マガジンキャッチがツボ ♪

全体のバランスが三角形になるようなデザインが好きなんだと自分の趣味趣向は理解できてます。

そうなるとコンパクト系はほぼ全て好みなのも納得。

 

シグプロシリーズもきれいに三角形だし、そもそもデザインがめちゃくちゃ好き。

SIGシリーズって全部デザインがツボなんですが、これもそうだったわけです。

 

そして一番のツボがマガジンキャッチ!初めて見た瞬間、駄菓子コーナーのアレを思い出したくらい、この三角形のマグキャッチボタンがたまらなく好き!笑

なつかしい定番の駄菓子

この駄菓子、自分が子どもの時は三角形のものもあったんです。カラフルなものが大好きだから、それをよく買ってたんですよ。

 

カラフルで三角形のものは、見てるだけで幸せ。それはオッさんになった今も同じです。

 

銃とカラフルなお菓子なんて相反する存在ですけど、自分の中ではリンクしちゃってたんですねぇー。

スプリングガイド事情

ちなみにマズルフェイスはあまり好きじゃありません。エヴァンゲリオンの長いアゴみたいで、イケメンとは言い難いお顔です。笑

 

先端まで伸びるスプリングガイドは、スライドの後退作動をできるだけ水平に安定させる役割。

 

しかし、砂やホコリが多い場所では、スプリングガイドにそれらが付着して作動の妨げになることもあるそうです。

 

故に街中ではなく、戦地での使用を考慮する場合は、1911の旧タイプのように"ガイドを露出させない設計"も未だにあるのですが、シグはほぼ全てロングガイド。

 

設計の良さなのか、それよりも精度の高さに振ったのか。あるいは実際問題そこまで気にしなくても大丈夫なのか。

 

スプリングガイド事情は不明のままですが、2000年以降はロングガイドでホールドオープン時は露出してるのがオーソドックスですよね。

デコッキングの感触

ちなみにデコッキングレバーの作動が各メーカーで微妙に違うことをご存知ですか?マルイのシグは軽やかだけどハンマーダウン気味にデコックされ、タナカのシグは勢いよくハンマーダウン。

 

ここらへんは実銃を触れたことがあれば気付くのですが、KSCの場合、本物通りの感触でデコック時にハンマーはロックが外れるだけ。レバーを戻す時にハンマーも連動してダウンします。

 

リアル派のKSCならではで、シグプロシリーズもちゃんと再現されてました。マルイでは噛み合わせに不安を感じるし、タナカ製みたいなデコックじゃ怖くて仕方ない!笑

響き撃ち

友人は「リアル派のKSCなのに、シグプロと226はリアルじゃない」と嫌ってました。へぇー、そうなんだ…としか思わず、なにが嫌いなのかは聞かなかったのですが、10年近く経過した頃に理由を知ります。

 

エスタンアームズのRタイプは、通称ぷらぷらハンマーなんて揶揄されてましたよね。あれは空撃ちしてもパチン!とハンマーダウンするのではなく、ビヨ〜ンとハンマーがぷらぷらするからです。

 

SCWのトランスファーハンマーシステムが登場したことで、ぷらぷらが正しくない、リアルじゃない、と認識していた友人。

 

つまりKSCのシグプロやP226もぷらぷらしてるから、リアルではない。KSCが手抜きをした。そう認識していたそうです。

 

実は現代のシグピストルのハンマーは、基本的に「響き撃ち」という撃発方式。つまり実銃がぷらぷらハンマーなんです。

 

これは安全性の確保の他、パーツの負荷を軽減する目的があるそうです。ちなみにタナカのガスガン、モデルガンでも再現されてました。

斉藤さんの見解

SP2022は1,000発ほど撃ったことがあるが、P226同様にリコイルはマイルドで撃ちやすい印象。

命中精度の高さはさすがのSIGだし、作動安定性も素晴らしい。226は価格が高いから嫌だ…でもあの性能は捨て難い、というユーザー向け。

ポリマーフレームなのに、あえて重量をかせぎフルメタル製よりも重いのはいかがなものか?と思うが、メンテナンスのしやすさと金額を考えるとアリ。

デブな銃だからコンシールド性は欠けるし、どっちを持つ?と聞かれたら私はP226のほうを選ぶ。ゴリラ体系とか太ってる人とか、体の大きい人なら目立たず携帯できるだろうから、良いかもしれない。

 

…とのことです。

はい〜、トイガンでさえ自分も全く同じこと感じるような見解だったので、多分シグプロは海外在住だったとしても買わないですね。笑

 

もしセルフディフェンスにシグを選択するのなら、ダブルカアラムならP229、シングルならP239かなと思ってたので、どちらにしろシグプロは趣味の銃ですね(^^;)

 

detective-guns.hatenablog.com

 

 

ところで三角形に惹かれるという感性なのですが、これは以前まで誰にも話したことがありません。

 

多分、唯一話したことがあるのは奥さんくらいなのですが、それについて不思議なエピソードがあります。

 

お金を取らないのに、よく当たると知られている占い師???さんに「あなた達ご夫婦は前世でもご夫婦でしたよ。」と言われました。

 

聞いていると、どうやら自分は護衛隊の隊長で戦いでは強かったそうですが、病気のために床に伏せてしまい死んでしまったのだそう。

時代的に女性1人では生きるのが大変なのに、奥さんはその後も独身を貫くほどの愛情を持っていたのだとか。

 

その方には申し訳ないのですが、信じるわけでもなくエンターテイメント感覚で楽しく聞いていたんです。だけど不思議なのはその後の数々の一致。

自分が護衛隊として守っていた武将の家紋と、自分の家の家紋が三角形のものだったから、家紋への想いが強く残ってる。だから“三角形のものに惹かれる"はず…。

 

いやいや、なんでそれ知ってん?ヒントになるような情報源はどこにもなかったはずだし、三角形が好きなんて誰も知らないはずなのに…。ていうか家紋に三角形なんてあるんだ?

 

さらに、病気で奥さんと死別することになったから、現世で再婚した形になってからは、多分病気に対して異常なほどの警戒心を持ってると思うよ、と。

 

マジか…と唖然としました(^^;)

潔癖症とは違うけど、ウイルス系への対処が異常なのは本当で、コロナどうこう以前からコロナ対策ばりに手洗いうがいは絶対だったし、マスクも夏以外は欠かしてません。

次亜塩素酸水やらアルコールやらも常に持ち歩いてるくらい警戒心バリバリ。笑

 

それだって知らないはずです。思わずバッグから除菌系の何かがチラ見えしてないかチェックしちゃいました。笑

念願の再婚らしい

この他にも、なんで知ってん?みたいなことをいくつか言われてしまい、この人本物なのか!と時差で感じ始めました。会えた時に、希望者だけ見てくれるっていう人で、お金取らないし。笑

 

人生は死ぬまで全て決まってる…なんてDNA理論がありましたが、あれは自分の意思が関係ないみたいな感じがして嫌いです。

 

出会いも必然、結婚も必然、なんて言われるとアレと似てる気もしましたが、そもそも自分達の意思が強くて再会したみたいな話だったので、ちょっと嬉しくも思いましたね。

 

ちなみにLINKIN PARKが大好きなのですが、曲からハマって数年後…彼らのロゴが三角形というのを知った時もビビりました。というか、リンキンパークが好きっていう話題から奥さんと仲良くなり、お付き合いを始めたので、ここでも大いに関係ある気がします。

 

そういうの結構頻繁にあるから、あながち嘘でもないのかな…。

まだ信じてないのかよって突っ込まれそうですが、そこは探偵なんで職業病なんでしょうm(__)m笑

 

 

 

 

 

探偵仲間の会社ブログで取り上げられていたオススメの記事。

 

【銃刀法の銃とは】

https://ivy-tantei.jp/4286

銃刀法の中の"銃"について取り上げた記事。

 

【銃のサプレッサー】

https://ivy-tantei.jp/2132

サプレッサーの構造を紐解いた記事。

 

【廃れない回転式拳銃】

https://ivy-tantei.jp/2619

なぜリボルバーは消えないのか?という記事。

 

【面白い武器】

https://ivy-tantei.jp/3865

マニアは知ってるあの隠し武器の話。

男は黙ってCOMPACT 45!

10代〜20代前半は1911系にどハマりしてました。

装弾数のバカバカしさや現実的ではない選択肢であることに、実銃業界でもさすがに衰退し始めているものの、相変わらずの人気モデル。

 

格闘技では、一撃で大きなダメージを狙う人って弱いけど、それなりのダメージをちょこちょこ蓄積させようとする人は大抵強いのが現実。

道場であれを体感していると、45口径の力強さと38口径のオーソドックスな平均的パワーにも通づるものがあるなと思いました。

 

戦いの中では一撃の強さなんて重要ではなく、手数でいかにダメージを蓄積させるか…です。たまにクリティカルヒットすれば一撃で決まりますが、狙ってやるべきものではありません。

 

つまりアメリカの「45口径伝説」はちょっとどうなの?と思うのが私の印象です。もはやただの宗教的な思想にしか感じません。

 

【45口径伝説とは】

他の口径では何発撃ち込んでも倒れない相手を45口径では一撃で倒せたという実経験に基づいた「頼れる弾薬」という思想。

しかし時代背景が大きくからんでいるので、現代ではおおよそ関係ない。

実際に2000年くらいまでは「弾の大きさ=パワー」という概念は間違ってはいなかったものの、9mm(38口径)モデルが爆発的に普及したのは9mm弾そのものの性能が高くなったから。

何より装弾数が2〜3倍変わるのだから、装弾数を犠牲にして大口径を選択する理由も無くなっている。しかし根強く「45口径でなければ」という先入観が、特に年配者に残っている。

Kimber ultra carry CDP-Ⅱ

だけど1911って理にかなった構造だし、なによりスッキリしててイケメン!なんてカッコいい銃なんだ!というのも正直な気持ち。

中でもコンパクト1911は大好物でした。

 

初めて一目惚れしたのはMGCの「Keeper Eelite Carry」というモデル。キーパーとしていますが、未契約の名前は使えない事情からであって、これはキンバーのエリートキャリーと呼ばれるモデルを意識しているのは間違いありません。

 

そのモデルの高級版が上の写真の「ウルトラキャリーCDP-Ⅱ」となるのです。なにが高級って、手作業で全ての角を削り落として丸みを帯びさせているから。

WA(ウエスタンアームズ)から1回きりの限定生産で発売されました。お得意の限定品詐欺ができなかったモデル。製造にお金かかるからね。笑

アメリカではジーンズに似合う銃Best1に輝いたらしい。

WAの新製品はもはや毎月のように購入してましたし、本当に1911系が大好きだったんでしょう。

 

SCWのトランスファーハンマーシステム/バージョン3になってしばらく経った頃から値上がりが激しくなり、しかも「完全限定品」と謳ってたものまで、数ヶ月後には当たり前に再販再販と繰り返す様。

なんだか「WAやばくね?」とサーっと心が引いていった記憶。なんならパーツの一部を変えただけで、違う銃として翌月に発売する有様。

 

そもそもマグナブローバックの特許を他社から奪い取って我が物顔できるほどの性格ですから、当然といえば当然なんですが(^^;)

 

元々、冷める時は瞬間的に「もういいや」となるタイプなので、そこからWAの製品は買っていません。

 

こんなもの中古で充分。と今ではWAは全て中古品購入。

とてもじゃないけど価格には見合ってないのに、今では「高級品」として納得されている様子。

 

どこの業界も悪どい所ほどマーケティング戦略がうまくいくものなんですよね(^_^;)

探偵も大きなところは大抵やばい所なので覚えておいて損はないですよ。

周囲の経営陣と話していても、車屋さん、整体院、建築会社、どこも"儲けているところはやばい"が共通してました。仕事は適当に済ませて、お金はぼったくるから大きくなれる…なんて当たり前ですから、誠実ではありませんね。

M1991A1 compact

オフィサーズはちょっとやぼったいし、V10はみんな持っててちょっと…。

マルイさんから出てきて、こぞってみんなV10を買ってたのを目の当たりにして、一瞬で興味ゼロになりました(^^;) 我ながらひねくれてるぅ〜。笑

 

元々フルサイズでもM1991A1がスタイリッシュで好きだったので、そのコンパクトバージョンときたら個人的にはたまりません。

あれこれカスタムされてるより、シンプルな完成形のほうが好きなのでツボ。

 

M1911ではなくM1991ですよ。

ここが結構大事なのに「まぁ同じだね」と言われる。わかってない。わかってないよ!笑

必要最低限の機能が組み込まれてるのが1991なんですよ。

落としたって暴発しないし、ハンマーを指でおろしたって安全性が高いのが特徴。もちろんそれは実銃の話ですが。

M1991A1コンパクトと記載しましたが、WAの商品名として正確には「ノバックカスタム」と呼ばれるもの。

アサイトの形状が少し違う、ブッシングの厚みが足りない、など叩かれていたモデルですが、私は細かい違いを気にしないので、これが大好き。

 

アサイトとか別に自分で変えるでしょ。ブッシングもミスったんじゃね?とでもイメージすれば良い。

刻印が違うとかも「海外だし、打ち間違えたんじゃん?」くらいに考えちゃいます。これ屁理屈とかじゃなく、自分は元々そういうの平気なんです。

 

目立ちたい願望なんて皆無なのに、みんなと同じじゃつまらない。って感性、自分おかしいのかな?なんて考えたこともありますが、単純に「ありふれてるならいつでも手に入る」から興味がないと気付きました。

いつもあるなら入手すべき優先順位下がりますよね?

ちなみに傷とかも全然平気。

使ってたら傷つくし、そもそも傷のない銃なんて、用途的に不自然。

使い込んで味が出てこそナンボじゃないの?というタイプ。

 

箱が少し凹んでいただけで目くじら立てる人いますが、私は箱はスペースの無駄だから捨てちゃう派(^^;) 箱のための土地代どうしてくれんねん!?と思ってたので。

 

友達に「箱がないと価値が下がるんだよ」と指摘されたこともあります。

売ること前提なら大いに関係あるのでしょうけど、使い込んで遊び倒すつもりだから、自分には関係ないのです(^^;)

※後々売るかもしれない物だけ箱を保管しておくこともあります。

 

箱にしまうと不思議と触る回数が減ってしまうので「すぐに手に取れる所に置いておく」のも結構大事なこと。

めっちゃ好きなモデルでも箱に入れてしまっちゃうと出す回数が減り、手に取りやすいモデルのほうばかり触れるようになっちゃうんですよね。

せめて価格分は遊ばなきゃ!

 

掃除と同じですよね。掃除道具を手に取りやすくしておけば掃除する機会が増えるけど、扉を開けて道具を出すなど一手間あると、掃除の機会が減っちゃうアレ。

なんでもディスプレイしちゃえば使うものなんですよ。人間なんて単純です。笑

キャロムショットのシルバーを使って下地を作り、その上からブルースチールで上塗り塗装。

完全定着後に目の細かい紙やすり(#1000〜#1500)でエイジングして、下地のシルバーを露出させる。そうやって使い古した金属感を演出しました。

 

HWなので塗料が定着しにくいし、角の部分とかは落ちすぎちゃったりしがちなので、ちょっと難しいんですけど、完成後の満足感はかなり大きいです。

 

サイドポリッシュは金属磨きを使用して、ツルツル感を出しました。磨き込むほどツヤが出ますが、その場合ある程度厚みを持たせた塗装をしないといけません。

 

下地がブラックなのかシルバーなのかというのも、塗装後の色合いが大きく変わるので、塗装って面白いなって思います。

何日もかかるし、風とか気になるし、下処理なんかも面倒だからあまりやりませんが。笑

 

ちなみにブッシングやトリガーも黒く塗装。

ファイアリングピンは磨いてシルバーにして、ピンブロックをマットブラックにすることでコントラストを出してあります。

サイトはノバックらしく蓄光化済み。トリチウムはさすがに再現できないので(^^;)笑

性能について

ガスブローバックとしての性能はWA/ウエスタンアームズ製なので、そこそこ。外で撃とうものなら、まぁ頼りないこと。

ターゲットに届かないやないかぃ!が頻発します。

 

ただしブローバック性能はさすがで、実物のDNAなのか「ほぼ確実に動く」ところが最大のメリット。

リコイルもガツンときて、銃を撃ってる感があるのはWAならでは。

 

45口径が廃れているなんて話がありますが、それは用途にもよるでしょう。

実際、シールズは現在でもHK45CTを頻繁に使用しているようですし、シチュエーションによっては頼れるのだろうと容易に理解できます。

 

評論的意見はあくまでも意見に過ぎません。

実際に戦う人にとっては細かいことよりも「動くのか、当たるのか、倒せるのか」しか興味ないはず。

その答えは現場の人を見るだけで、一目瞭然です。

斉藤さんの見解

コンパクト45はあまり当たらないって聞くけど狙えばちゃんと当たる。

当たらないのは大雑把に撃ってるからか、ちゃんと狙ってないか、キックに注意が向いてるから。

どちらにしろ銃撃戦には不向き。装弾数と激しいキックを考えると、あくまで護身用。

ホローポイントなら1発で大きなダメージになるから、選択肢としてはアリ。

 

…との意見でした。

たしかに撃ち合いになるなら選択しません。

だけど護身用としては悪くない。そこらへんは全く同じ意見です。

 

しかし6+1発しか装填できないのだから、現実的なことを考えるなら、私は間違いなく作動させられるリボルバーを選択するだろうなとも考えてました。

 

フィーリングトラブルで次を撃つまでに数秒ロスする可能性、コンパクト45では充分に考えられますから(^^;)

だったらトラブルが起きない上に、不発があってもそのまま引き金を引けば済むリボルバーが安心。

装弾数の件が無ければ、また話は違ってきますけどね。

 

斉藤さんについてはこちら。

detective-guns.hatenablog.com

 

趣味の上では大好きだから所有してますが、現実的に考えるなら優先順位はかなり下のほうになってるでしょう。

 

だけどカッコいい。渋い。クラシックなアイテムが大好きな自分にとっては、はずせないモデルなんです。

 

木製グリップであったり、シングルカアラムだからこそ、歴史を感じます。どうしても木製グリップを使えない現代の銃って惹かれにくくて。

自分にとってウッドグリップ結構重要なんです。

 

車やライターも実はクラシック調のものにこだわってるくらい。

現代の車をクラシックカスタムするだけでも100万以上かかりましたが、そこまでしてでもクラシックを選んでます。

煙草吸わないけど、災害対策の一環として肌身離さないライターもクラシカルなzippoです。もちろん災害時に使用し続けられることを考えて、ジッポを選択しているのもありますが。

 

営業先で「この社長、クラシックなのが好きだから探偵やってるんだよ」なんてネタにされたこともありましたが、それは…全く関係ないですね。笑

探偵=クラシックってシャーロック・ホームズだけですから。

 

 

 

 

 

 

探偵仲間の会社ブログで取り上げられていたオススメの記事。

 

【銃刀法の銃とは】

https://ivy-tantei.jp/4286

銃刀法の中の"銃"について取り上げた記事。

 

【銃のサプレッサー】

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https://ivy-tantei.jp/2619

なぜリボルバーは消えないのか?という記事。

 

【面白い武器】

https://ivy-tantei.jp/3865

マニアは知ってるあの隠し武器の話。

トイガンメーカー比較

あまりトイガンに触れたことが無い方から「どのメーカーがいいの?」や「どの銃を買えば良いと思う?」と聞かれる機会が、これまでたくさんありました。できる限りヒアリングをして、希望に合致しそうなものをリストアップしてあげる…そんなことがここ20年で何十回もあったのは事実。

はっきり言って「欲しいと思ったものを買えばいい」だけなのですが、安くはない買い物だから失敗もしたくないでしょう。


そんなわけで、メーカーごとの特性を簡単に紹介しておけば、役立ててもらえることもあるのでは?ということで今回の記事を作成。

もちろん独断と偏見ももりもり盛り込まれていますが、おおむね間違ってないと思います。笑

 

また基礎知識として、トイガンは主にABSとHWという材質があります。

ABSは耐衝撃性プラスチックなので強度はあるけど軽い。トイガン界でのみ使われるHWは金属粉を混ぜ合わせたプラスチックで、重量もあり、見た目も金属感が生まれますが、強度が足りない場面も多々ある素材。

※ちなみに「ガスブローバックガン」を中心とした個人的な評価です。

KSC/ケーエスシー

【リアリティ】★★★★

国内メーカーでもトップクラス。モデルによっては時々雑なので★4にしました。ABSモデルとHWモデルの2パターンを発売してくれるけど、どちらも仕上げが丁寧。

 

【作動性】★★★

2007年頃までは"一応動く"程度でしたが、それ以降は徐々に改善されていき、今では不満はないレベルに到達。

 

【反動の強さ】★★★★

2007年以降のブローバックエンジン見直し以降、ものによっては強烈なブローバックが体験できる。P226RやHK45(どちらもHWバージョン)の反動は結構なもの。

 

【命中率】★★★★

元々そんなに悪くなかったものの、冷えに弱いことが作動性能を下げてしまい、命中率にも悪影響を引き起こしていた。それも07年以降は改善されていき、今は東京マルイの次に優秀。

 

【価格】★★★

価格は最もオーソドックスな価格帯。東京マルイは安く、ウエスタンアームズは高いとされるけど、KSCはいつも適正価格。ものを考えるならコストパフォーマンスは良い。

 

【メーカー概要】

MGCという今はなき最王手モデルガンメーカーが解散した際、多くの技術者を引き取って、結果的に成功した会社。

波瀾万丈な社運で、今は有力な開発者が東京マルイさんに流れてしまい、OEM供給で繋いでいるのが現実。

リアリティ派のコレクターが好んで選ぶメーカーで、私自身もKSC党です。

 

TOKYO MARUI東京マルイ

【リアリティ】★★

国内メーカーでは一番リアリティには欠けているけど、それはメーカー側がそこに重きを置いてないから。最近はチープではなくなってきたけど、それでも重量は軽いし、見た目も劣る。

 

【作動性】★★★★★

作動性は国内メーカー1といっても過言ではないでしょう。軽い分、軽快に作動してくれるし、弾詰まりなどのトラブルも少ない。

 

【反動】★★★

マルイ信者と呼ばれる東京マルイファンは「すごく良い」と豪語してますが、反動は実はそうでもないことも有名。正直、いたって普通。ただしデザートイーグルはドカンときて面白い。

 

【命中率】★★★★★

間違いなく業界一です。メーカーも「撃って当てて遊ぶ」ことに思いっきり振ってるので、まっすぐ飛ぶ、遠くに飛ぶ、ということに関してはダントツの1位。

 

【価格】★★★★★

購入も安いし、修理も安い。パーツ注文でもやっぱり安い。お財布への優しさは国内一です。持った時の「軽っ!」という感じや、プラスチック感の否めない本体をどう捉えるか、です。

 

【メーカー概要】

サバイバルゲームをする人の大半は東京マルイを使用します。その最大の理由は、やっぱり命中率の高さ。電動ガンも含めると、選択肢の幅もかなり広いのも特徴。

KSCの開発チームから優秀なメンバーを引き抜くことができてから、一気にガスガン分野も成長しました。ハードキックバージョンのデザートイーグルがその功績1つ目だそうです。

トイガン以外でも活躍している"おもちゃメーカー"という点で、会社の体力はかなり強いでしょう。

 

WESTERN ARMS/ウエスタンアームズ

【リアリティ】★★★★

本腰入れたモデルと適当なモデルの差が激しいので当たり外れがある。ただし、1911系(ガバメント系)の金型を使い回しているので、大きなハズレは無い。シルバーモデルの塗装はなかなか酷いですが、ほぼ全てがHW素材なので基本リアル。

 

【作動性】★★★★

冷えにも強くガツガツ動いてくれるので、ガスガンメーカーとしては優秀。ただし一度でも弾詰まりなどが起きると、その後は頻発しやすくなる。

 

【反動】★★★★★

反動の強さは国内一のメーカー。シングルカアラムより、ダブルの太いマガジンだと、ガス効率の都合でより楽しいブローバックが体感できる。反動を重要視するなら間違いなく外せない選択肢。

 

【命中率】★★★

基本的にはまっすぐ飛ぶけど、飛距離はない。サバイバルゲーム等、屋外で撃って遊ぶなら物足りなく感じます。部屋撃ちではきれいに当たるので充分楽しめる。

 

【価格】★

2020年になった頃には4〜5万円台が標準価格というくらい高い。中身は10年前から進化せず、基本構造なんて25年前から同じだというのに、とにかく強気。同じモデルを倍額以上で再販することもある。

 

【メーカー概要】

ブローバックエンジンが優秀だからこそのし上ったメーカーですが、そもそも開発者は他メーカー。一言で言うと、メカをコピーして、それを自社の特許として申請、強奪したという経緯があります。

価格帯や新規開発への意欲の無さ、さらに過去の特許トラブルなど、嫌われる要素が山ほどあるけど、あの反動は他では体験できないがゆえに未だにトップメーカー。

限定品とうたってたモデルを何度も繰り返し再販するのも当たり前だったり、個人的に色々思うところはありますが、1911系のファンにとっては無くてはならないメーカーでもあります。

TANAKA WORKS/タナカワークス

【リアリティ】★★★★★

リボルバーと言ったらタナカというくらい、リボルバーに強いメーカー。ガスガンだけでなく、モデルガンも作り続けている貴重なメーカーで、こだわりも強いからこそオートマチックも含めて非常にリアルなモデルが多い。

 

【作動性】★★★

リボルバーにおいては元々の構造上、作動性に難は出にくいので、手動で遊んでいてもトラブルはほぼ起きない。

ただしガスガンでは不安定なガス放出量だったりする他、オートマチックにおいては国内最弱と言えるクオリティ。

モデルガンは箱出し快調なので最もオススメできる。

 

【反動】★★★

ガスガンのリボルバーは無反動なので記載すべきことはない。オートマチックではウエスタンアームズのエンジンを内蔵しているので、それなりに良い。

 

【命中率】★

基本、当てることを考慮してないのでしょう。リボルバーでは5m先の的でさえ、狙ったところには当たりません。笑

オートマチックでも結構バラつきますから、サバイバルゲームやシューティングマッチでは惨敗確定。ボロ負け願望のあるドMさん以外は、勝負事には使いません。笑

 

【価格】★★★

いつでも適正価格だと感じます。他メーカーでは発売していないモデルも多く、限定品でも大きな価格差を設定しない優しさも感じられる。

 

【メーカー】

オーマチックモデルガンでは「エボリューション2」から大好評となっているが、それ以前はスライドやバレルが割れる等が頻発していた。新品購入1〜2発目で割れることさえあったけど、EVO2からはあまり聞かなくなった。

カシオペアシリーズのガスガンでは警察に目をつけられて社長が逮捕されるなど、不運も多い。

新たな開発をどんどんチャレンジしてくれるので意欲的なのは伝わってくるけど、それゆえに警察にはマークされている可哀想な環境。

MARUZEN/マルゼン

【リアリティ】★★★

表面処理などはいたって普通で、HW材は使わない姿勢などから、手堅い印象があります。たまにメッキ処理によるテカテカ系ブラックの表面処理を使うけど、スレなどで地銀が露出するような演出など、結構良かったです。

 

【作動性】★★★

機械的トラブルは少なくてパーツ交換があまり必要ない反面、冷えに弱くガス漏れトラブルがわりと多め。ガス漏れトラブルがないうちは不具合が少なく遊べるので、良品質と言えるでしょう。

 

【反動】★★★★

ABS材しか使わないわりに、ドカンと伝わってくる反動はなかなかです。ガツガツ動いてくれるので、撃っていて楽しいモデルばかり。

 

【命中率】★★

屋内ではちゃんと当たる命中率でお座敷シューターには充分楽しめる精度があります。ただし屋外になると飛距離やバラつきがあり、あまり遠くは狙えない印象。

 

【価格】★★★★

価格帯は東京マルイにも迫るほどの安さが魅力。若いうちはあまり高額なものは買えないので、ガスブローバックは気軽には手が出せなかったぶん、マルゼン製には助けられました。

 

【メーカー概要】

マルゼンといったらWALTHER(ワルサー)というイメージが定着している。実際にワルサーとの契約によって設計図を元にリアルサイズで再現したり、正式名称の刻印を再現できる強みがある。

モデル数は極端に少なくてワルサー系ピストルだけで会社を回している印象が強いけど、他では手に入らないPPシリーズやP99、P38など、ワルサー公認モデルはマルゼンでしか買えない。

余計なことはせず、手堅く堅実に経営しているイメージです。

MARUSHIN/マルシン工業

【リアリティ】★★★

あまりリアルなものを作っているイメージがありませんが、HWモデルやブラックメッキ系モデルなどは一気にリアルな印象を感じさせてくれる。サイズや形状も微妙に違ったりと、リアル派はあまり選ばないメーカーでもある。

 

【作動性】★★

ガスガンにおいて「悪くはない」という評価が多数をしめており、モデルガンにおいては「手を入れなきゃ動かない」ことでも有名。ポテンシャルは悪くないのに、満足に動かすには一手間が必要なのが正直な意見。

 

【反動】★★

オートマチックの反動については「動いている」という印象ばかりで一般的にも酷評でしたが、co2モデルで起死回生した。ガス圧力の違いによりガツガツ動くようになったけど、まだco2モデル自体が極端に少ない。

 

【命中率】★★

バレルの汚れ等、コンディションに大きく左右されてしまい、満足に当たらないことが多い。常にメンテナンスして手を入れておけば、それなりの命中率は引き出せるが、あくまで屋内専用レベル。

 

【価格】★★★

価格帯は一般的なラインで購入しにくくはないけれど、ものが良いとは言えないために、コストパフォーマンスは正直良くない。モデルガンは手動で動かすこと前提であれば満足できるでしょう。

 

【メーカー概要】

Xカートリッジシリーズと呼ばれるリボルバー ガスガンが人気。薬莢タイプのカートリッジにBB弾を詰めるガスガンなので、モデルガンのように弾を込める楽しみ方ができる唯一のメーカー。

オートマチックでも薬莢を排出するギミックをもつモデルがありましたが、散らかるし回収が大変で、紛失もしやすく、あまりうけなかった。

新しいことを試みるチャレンジャーなメーカーなので好感は持てるが、価格に見合った商品が少なく、一部のユーザーにしかウケていない印象。

TANIO KOBA/タニオコバ

【リアリティ】★★★★

こだわりが強くリアルな製品も多い。表面処理にもこだわり、USPのグレースライドを初めてリアルに再現したり、地味に高評価を稼いできた。リアルさにおいては買っても損はないくらいの満足度がある。

 

【作動性】★★★

何を隠そうウエスタンアームズのブローバックエンジンを開発したメーカーなのでポテンシャルは高い。しかしWAのマグナブローバックが渾身だったので、以降は低迷してしまっていて「普通に動く」ラインから脱せていない。モデルガンの作動性は高評価。

 

【反動】★★★

作動性同様に可もなく不可もなくなバシュッと伝わってくる普通のレベル。モデルガンについては所有したことがないので不明です。

 

【命中率】★★

お座敷シューティングでは普通に当たるというイメージでしたが、屋外で使ったことはないのでわかりません。

少なくとも屋外でタニオコバ製品を使っている人は20年以上で1回も見かけたことがありません。

 

【価格】★★★

ガスガンは一般的、モデルガンは少し高価、他メーカー用のバルブやインナーパーツの価格は一般的な価格。ただしファンも多く、後々プレミア価格がつくことも少なくない。

 

【メーカー概要】

エスタンアームズの特許トラブルがあって大きく体力を消耗してしまい、勢いを失ってしまったメーカー。

MGC解散後に独立した技術者の小林さんが社長なのですが、本当にトイガンが大好きなのが伝わってくる。

不運も多かったけど、やっぱり有能な人は突出し続けるため、細々ですが今も頑張っている応援したくなるメーカーです。

Carbon8/カーボネイト

【リアリティ】★★★

M45シリーズはモナカ構造が丸わかりなのでリアルさは欠けますが、Cz P09は金型提供もありよくできています。2024年現在P09のみリアルと言える存在。

 

【作動性】★★★★★

内部メカはどのモデルもオリジナルではなく他メーカーの技術ですが、成功しているモデルからメカを流用しているため、どれも作動性は確実。また全てco2モデルなので圧力不足による作動不良は皆無。

 

【反動】★★★★★

フロンガスとco2という違いがあるので反則と言えばそうなりますが、そもそもco2モデルのみ発売しているので、どれもガツンと動いてくれます。M45シリーズにおいては実銃の22口径にも匹敵する反動を楽しめる。

 

【命中率】★★★★★

メカの流用があるので当たり前と言えば当たり前なのですが、高精度を叩き出しています。さらにco2の高圧力のお陰なのか安定して撃ち出せるため、屋外でもかなり扱いやすい。正直、マルイさん以上を求めるならコチラかシステマ(実践トレーニング用トイガンを開発したメーカー)しかあり得ないでしょう。

 

【価格】★★★

現代の価格としては適正価格と言えるでしょう。ABS材ではなく、これまで業界では使っていなかった特殊な材質を使って強度を上げている兼ね合いもあり、開発費用を考えたら良心的と言えます。

 

【メーカー概要】

当然現れたco2モデル専用メーカーでしたが、メカ流用で手堅いため信用を獲得し、瞬く間に国産メーカーの1つとして認識された。

表面処理などに手をかけられるほどの体力がまだないのか、あるいは見た目に力を入れる気がないのかはわからない。

どちらにしてもco2モデルが普及するキッカケになったメーカーで、今後も発展が予想される旬なところ。

他にも国内メーカーでは「BATON」が登場しましたが、今のところカーボネイトには追いついておらず、私自身もまだ試していません。

co2モデルについて規制がかかる可能性も無くはないので、あまりあれこれ手を出さずに、一歩下がって様子を伺っている際中です。

co2ガスは今のところフロンタイプより高額ですが、金属ボンベを使っている点もありますし、仕方なくでしょう。また、ボンベが使い捨てという点についてもまだまだ考える余地はあります。

それでも「冬は弱々しくなる」というフロン仕様のガスガンが常識だった業界を一瞬にしてひっくり返した存在。

30年近く「冬はあまりガスガンでは遊べない」とされてきましたから、かなり革新的でした。

カスタムショップに勤めていた時も、購入した製品にクレームをつけるお客さんがちらほらいました。

それこそ「撃っていたら故障した」「まだほとんど撃ってない」というクレームも少なくありません。

しかし「物は壊れる」のは当たり前。日本の悪いところは、購入したものが使い古す前に壊れたらメーカーやショップのせいという意識。

自分でどうにか直してみようという考えはせず、人任せな姿勢には今もうんざりすることが多々あります。

ある人からは「それは経営者側の意見でしょ」なんて言われましたが、消費者のその姿勢が会社側に「クレーム回避」の意識をもたせ、チャレンジ精神を削ぎ落とし、やがて可もなく不可もなくな経営へと辿り着きます。

これが日本の経済を衰退させている原因の1つだと気付かないあたり、やっぱり「お客様は神様」という概念が邪魔をしていますね(^^;)

お前は経営する側だから…なんて発想がどうかしてます。みんなの行いで経済が変わるというのに、まるで関係ないふりをして会社や国のせいだと言う人が大多数ですから、しばらくは景気回復なんて難しいでしょうね(-。-;

趣味のアイテムであるトイガンにおいては、経済の波だけでなく、世間の目や法律による制限などが大きな障害物。

エアガンでりんごをめった撃ちにして騒ぎ立てるニュースキャスターに翻弄され、トイガンに危険意識を持たせたメディア。その世情に同調して正義の味方面をした一部の人間が、ジュール規制を設けました。

金属モデルガンの規制についても、金属製では実銃を作れるなんてブラフを流した人物がキッカケとなり、規制されました。

そうして肩身が狭くなっていくトイガンメーカーは今ではかなり勢いを失っています。

どんな物でも「これは安い」「これは高い」という人それぞれの基準があります。トイガンについても「価格」というところで★マークで評価しましたが、これも人それぞれ。

私の求めるものは、1にリアリティ、2に反動、3に作動性なので、今回のような結果になりました。その順番が違えば、価格に対する評価も変わる可能性があることは御留意ください(^^)

ちなみに、トイガンに限らず何かを購入する際に迷った時、私の場合は「この価格で、自分が同じものを作れるか」というのを基準にします。

そうすると大半が「安い」と思えてきますから、迷わなくなりますよ!お財布の兼ね合いを天秤にかけながら、活用してみてください。笑

今ではフリマアプリがあるので、リセールも考えると「欲しいなら買ってみればいい」と思えるようになりました。

失敗しても経験値が稼げるので損ではありません。

トイガンについての意識も20年前とは大きく変わりました。当時はガンマニア=ちょっと警戒、みたいな風潮がありましたが、最近では壁を感じません。

引くどころか「銃好きなんですか!」と興味を持って接してくる人の方が圧倒的に多くなりました。ゲームやネットの普及で、ひと昔前の「危険」という先入観はどんどん薄れているのでしょう。

だからこそ、新たに興味を持ってくれた人に向けて、今回の「メーカー選びのサポート」になるような記事を作りました!

参考にしてもらえれば幸いですが、ちゃんと「欲しいもの」で決めてくださいね!

大抵は「これが良い」と最初にときめいたものが大当たりだったりするものなので、あれこれ言われても、芯は貫くことをオススメします(^^)

 

 

 

 


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【面白い武器】

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マニアは知ってるあの隠し武器の話。

S&W J-frame Revolver

SIG P230と同じくらい個人的には"無いと絶対ダメなもの"なのがJフレームのリボルバー

 

JフレームとはSWがサイズ分けのためにつけたフレームの名称で、サイズ下からJXとなります。

 

Kフレームは次元大介M19などで、LフレームはM686等。Nフレームは357マグナムを8発装填できるM327シリーズや44マグナムで人気のM29など。

 

あまり聞きなれないZフレームは410ショットシェルを使用するガバナーで知られています。最大であるXフレームは、世界最強のマグナムM500ですね。

 

ZやXはもはやただの話題性でしょう。真面目にこれを選んで携帯する人なんているのか?くらいの銃です。ハンターならあり得るのかなぁ。

K-frame & N-frame

 

銃として頼りがいがあり、普段使いするとなるとKフレームやNフレームがベストなんて聞きます。

 

Kフレームは3インチ以内ならコンシールドキャリーとしても使えるそうですが、それ以上のサイズは隠し持つなんて現実的ではないようですね。もちろん体格にもよりますが。

 

海外では警察官の常備としてはKフレーム以上が当たり前ですが、日本警察のイメージが強いのはJフレーム。

 

チーフス・スペシャルまたはチーフ・スペシャルという愛称から「チーフ」と呼ばれることがある銃です。

 

2010年前後くらいからは 、チーフよりも「Jフレームリボルバー」なんて言われることが増えました。

performance center M60

これはパフォーマンスセンターバージョンのM60チーフ。バレルやその他細かな点が現代風になってるモデル。

 

パフォーマンスセンターはS&W(スミス&ウェッソン)のカスタムブランドにあたり、高級路線といったところ。トヨタの高級ブランドがレクサスですが、あれと同じやり方ですね。

 

職人が1挺ずつ手作業で製造してるため、実銃での精度はノーマルよりレベルアップしているなんて聞きましたが、本当のところは不明。

 

フロントサイトは別パーツだし、ノーマルよりはるかにエイミングしやすいので、どちらか一方に絞るならPCのほうが良さそうです。

 

なんにせよJフレーム大好きなので、あれもこれも買っちゃいましたが(^^)

M360J SAKURA

PCと同じく、フラットサイドと呼ばれるバレルカットが特徴的。面積を広げることで放熱効率が良くなるとの理由だそうですが、Jフレームでバカスカ銃撃戦なんてしないし、オマケ要素が強いです。

 

日本警察の発注した「SAKURA」のベースガンはM360。フレームがスカンジウム合金でシリンダーはチタン(サクラはステンレスに変更)、バレルは外側がアルミで内側はステンレスとなっている。

 

フロントサイトは別パーツで構成していたり、ハンマーの小型化によるブレ対策など、変更点がたくさんあります。

小型化に気付きにくいハンマーですが、ダウンした瞬間のブレはかなり抑えられるし、見た目もスマート。

 

エイミングのしやすさはM36に比べて格段に良くなってました。細部に渡って結構違うので、Jフレーム好きにとっては"全く別物"の銃。

 

M360と言ったら、357マグナムを撃てるJフレームということで有名ですが、本当に撃って平気なのかは斉藤さんが試しましたので、最後にご紹介。

M37 Air weight

エアウェイトというのは、フレームをアルミにして、シリンダーは炭素鋼となる軽量化重視のモデル。元々はフルアルミだったそうですが、強度の問題でシリンダーは炭素鋼になりました。

 

ただでさえJフレームだと軽すぎてリコイルがキツいというのに、携帯性を重視して軽くしてあるもんだから、実銃は撃つととにかく手が痛い。

でも軽いし邪魔にならないから、護身用としてはめっちゃいい。そんな感じの印象です。

 

銃は軽ければ軽いほど反動がキツくなり、重いほどマイルドで扱いやすくなる。さらに、小型になるほど同じくキツくなり、大型ほどコントロールしやすい。

トイガンでは重くて大きいほど反動が大きくなり、軽くて小さいほどマイルド。GBBはメーカーのエンジンや気温にも左右されます。

 

毎日携帯するとしたら軽くて小さいはめちゃくちゃ良い条件なので、アメリカ住まいなら選択肢に入る銃ですね。

M640 Air weight

ハンマーレスモデルで、センチニアルシリーズとして知られています。ポケットに入れても、腰回りに隠しても、抜く時に服が引っかかったりするトラブルが無いのが特徴。

 

そのかわりダブルアクションオンリー。

慣れればトリガーコントロールで、シングルアクション寄りで撃てるようになります。

 

引っかかり防止の構造もほしいけど、シングルで撃つ選択肢も欲しいという人には、ボディーガードシリーズがいいかも。そちらならハンマーをコックすることもできます。

ボディーガードはデザインが生理的に受け付けないから、こちらのM640(M442)のほうを選びました。

 

もしも銃社会だったとして、護身用を持ち歩くとしたらコレかなと思ってます。引っかからない、確実に撃てる、軽くて小さい、掃除が楽。センチニアル最高やん!

M36 3inch pistol

Jフレームといったら2インチのスナブノーズ(単銃身)なイメージだけど、3インチモデルもあります。

 

3インチじゃJフレームの意味なくない?と思う人が多いのでしょう。2インチばかり出回ってるのが現実。

 

だからこそ新鮮に見えますが、決して悪くないビジュアル。結局は短いので、携帯にも困らないでしょうしね。

 

わずか1インチ長くなっただけで、こんなに印象が変わることに驚きです。2インチのグルーピングが5cmだとしたら、4cmになるという精度アップだそうですよ。

 

写真は、中学生の時(1999年)に買ったマルシン工業のガスリボルバー です。実家に残ってましたが、HW樹脂で意外とビジュアルも悪くない。

TANAKA M36 original custom "NEW NANBU"

タナカ製ガスリボルバーは、撃つのには向いてません。

飛ばない当たらないは当たり前で、ガスの放出も不安定。あくまでも鑑賞用として考えたほうが無難。

元々モデルガンメーカーなので、コック時のチャキッという音は非常にリアル。

ペガサスシステムのリボルバーはヒヤリとしたシリンダーがまた良い雰囲気ですし、撃たないけど満足感が欲しいならタナカ一択。

モデルガンはシリンダーもプラになりますが、HWならそれなりにリアリティがあり、満足できるでしょう。

ペガサスシステムならシリンダーが重いのでABSでもそこまで不満を感じませんが、モデルガンでは主要パーツは全てプラのため、ABSは軽すぎて萎えます。

ガスガン、モデルガン共に実銃用グリップが取り付けられるのはかなり嬉しいポイント。

グリップ内にガスタンクを内蔵してるメーカーはグリップ交換ほぼ不可能ですから、そこはタナカ製が圧勝ですね!

写真はタナカ M36をオリジナルカスタムでニュー南部に仕上げた1挺。多分、世界に1つなんですが飽きたので売っちゃいました。

【斉藤さんのコメント】

携帯していて邪魔にならない、持ってると気付かれにくい、護身用としては100点満点に近い存在。

だからロングセラーで今もたくさんの人が使ってるんだと思う。

撃つことに関しては良いとは言えない。命中率は悪くないけど、38SPでもキックは激しいし、357では5発も撃ちたくない。手が痛いし、バラバラになりそうな恐怖を感じる。

M360357.の連続射撃を試したら、150200発くらいでフレームに亀裂らしき線。

357.を常用するならやはりKフレームが良い。Jでは、一応撃てる程度に考えたほうが良さそう。

そもそも戦闘用ではないのだから、357.まで使わずに38sp +Pなどで充分。

斉藤さんについてはコチラ

detective-guns.hatenablog.com

 

Jフレームは日本人の手にはしっくりきます。握りやすさは申し分なし。

 

女性が持ってても違和感を感じないサイズで、最近の華奢な男の子でも違和感感じないでしょう。

 

細い男の子がデカい銃を持つと違和感全開で、めちゃくちゃカッコ悪いですからね(^^;)M500なんて、銃が浮いちゃいます。笑

 

ゴツい人が持ってても違和感のない銃だから、そういう面でも万能。

 

飽きないし、めちゃくちゃ良い銃だと思います。リボルバーを持ってないなら、まずはJフレームを!

 

きっと私のように「無いなんてあり得ない!」というコレクションに加わると思いますよ(^^)

 

 

 

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Mr.SAITOU

こちらのブログでは主に「趣味である銃」について語っています。

そのついでに、今後の記事では「実銃について」や「戦術時の特徴」などにも触れることがありますが、そのアドバイザーとなってくれている斉藤さんを軽くご紹介。

顔出しNGなのはご理解ください
【斉藤さん】

現在は海外在住、あらゆる銃を撃ったり研究したりという方です。

向こうでは銃器アドバイザー、射撃アドバイザーという職業のため、新たな銃を買ってきたり借りてきたり、または貰ってきたりしては撃ちまくる生活。

 

そんな彼も元々は日本にいました。

こちらにいた頃は、詳細こそ明かせませんが「警察の特殊なセクション」に勤めていた人。

銃器を取り扱う警察官なんて限られるわけですが、その1人。

武器弾薬の扱いから戦闘に関することまで幅広く対応できる、いわゆる"特殊部隊"というところにいたようです。

 

警官の友人伝いで出会ってから、もう10年以上の付き合いになります。

向こうのご自宅まで行けば、色々な銃を好きなだけ撃たせてもらえますし、何より実銃について色々詳しく教えてくれます。

このブログのみで、なおかつ個人が特定できないよう取り計らうことを条件に、色々な情報を教えて頂けることになりました。

筆者は昔から相談役
【出会いのキッカケ】

私が探偵社を立ち上げたのは「警護会社」を着地点として考えていたからでした。

日本では数少ないボディーガード業です。

 

これは私が高校生の時に、性被害にあったことのある女性が周りに数名いて、何度も相談を受けたことが根本で「いつか人を守るための会社を作りたい!」と考え始めたのが根本。

 

子どもの送迎から、ストーカー被害の防御など色々と考慮していたので、ある程度のトレーニングは必須だと様々なことにチャレンジ。

 

そのことが理由となり、刑事をやっている友人から斉藤さんを紹介してもらうこととなって今に至ります。

斉藤さん以外にも、デルタフォース出身のアメリカ人の方や、ブラジル警察で制圧部隊に勤めていた方など、トレーニングに付き合ってくださる方はたくさんいますが、このブログでは主に斉藤さんからの情報を引用します。

シンプルに言語的な都合です。笑

予定していた警護会社ロゴ
【警護会社】

海外ではメジャーな民間ボディーガードですが、日本では富裕層以外ではまだまだ浸透していません。

 

私もスタッフも格闘技経験者で、元警察官、元自衛官なども在籍しています。

先の話通り、ツテを頼って海外の戦闘経験者などにトレーニングを依頼していた時期もありましたが、現在では、探偵社から警護会社へと移行することは断念致しました。

 

その最大の理由は「悪用」が懸念されたためです。

反社会勢力からの依頼や、偽りの依頼などにより、犯罪に加担してしまう可能性が危惧されたため、社内でも「やめよう」という流れに傾きました。

家族持ちばかりなので、スタッフだけならず家族に危険が及ぶ可能性も懸念材料です。

人生も経営も思っているようにはいきませんね。

【日本の特殊部隊】

あまり知られていない事実ですが、日本の戦闘力はかなり高く評価されています。

そもそも憲法第9条は日本を恐れて作られた法律ですので、わかりやすく物語っていることでしょう。

そして現在でも日本の警察特殊部隊、自衛隊全体(特に特殊部隊)は世界から相変わらず注目される存在。

 

世界最強と謳われ自信満々のシールズでさえ、日本との合同訓練は怖いと語っています。これはアメリカの雑誌等でも取り上げられるくらい有名な話。

日本は弱い!と思い込んでいる人が多いのは、いかにも日本らしい風潮ですが、実際には逆であることをまずは知ってください(^^)

 

 

 

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初めて購入したGun

20年以上も前のことですが、中3の秋頃、埼玉県川越市のケイホビーにて初めて新品の銃を買いました。

 

突然、銃が好きでたまらなくなった中2の春から数ヶ月でその存在を知り、1年以上も想い続けてようやく入手した銃。

SIG SAUER P230

シグ・ザウエルP230

これは今も保管してある当時物。

あの時「受験シーズンだから趣味の物なんか買うな!」と言う親とのバトルを乗り越えていや、押し切って買った約25年前の現物です。

これだけはと、ずっと大切に持っている年期の入った私にとっての特別品。

 

古すぎてリコイルなんて楽しめないので、カチャカチャいじるだけのモデルガン的使い方をしています。

それだったらインナーバレルは不要!ということで取っ払ってしまったので、暗めの場所で銃口を向けられると実銃っぽいと周りから欲しがられてました。

 

いや、自分の銃のインナー引っこ抜けよ。と言えば、それはちょっとと返す奴しかいなかったから、それほどでもないんだと思いますが(^^;)

 

ちなみにマガジンは20年以上修理したことありませんでしたがガス漏れなしでした。2〜3年前に初めてパッキン交換するまで、トラブルゼロ。

 

ブローバックエンジンは2回、オーバーホールしつつ修理した覚えがあります。KSCのピストンカップは定期的にダメになる様子。

モデルにもよりますが、KSCは細かなところまで手を抜かないからリアル志向の人からも評価高め。

 

エキストラクターを別パーツで組むあたり、当時は他メーカーではほとんど見られませんでした。

 

この銃のガッカリポイントはファイアリングピンが無いところくらいじゃないかな。ほぼ100点満点に近いトイガンです。

KSCという会社ロゴもテイクダウンレバーの下に隠すなど、配慮も完璧!

 

実銃は9mmが普及していくタイミングで完成してしまった380ACP弾仕様。

ショートリコイルシステムのない設計なので、どう頑張っても9mm仕様には変更できません。耐久性に難が出てしまいますからね。

 

そんな可哀想すぎるタイミングで時代に乗り遅れたP230

P230 Japan police

P230JPは日本警察のお偉方の意向により32ACPにパワーダウン。9mmクルツ(380ACP)で過剰だと判断するなんて正気ですか?笑

 

デコッキングできるならセフティいらなくね?いざという時、セフティ解除してからダブルアクションで撃つの?というごもっともなコンセプトから生まれたP230

 

だけどJPモデルはあろうことかセフティ付けてる意味不明仕様。全然危機感ない人向けですね(^^;;

 

ちなみに海外の一般市場でもJPモデルは買えるそうですよ。通常版はP230の後継モデルのP232が最近まで製造していたそうですが、2015年にとうとうカタログ落ちしました。

 

 

当時、日本中を虜にした"踊る大捜査線"がブームMAX

ドラマ内では後半にニューナンブが登場し、犯人はデトニクスで横打ち。地味ながら印象的なシーンです。

 

しかし、どこにもP230は登場していなかった。そう踊る大捜査線は、この銃とは無関係。

 

ドラマに感化されたとかでなく、完全に私のドストライクだった!というだけの銃。

 

しばらくして、それが警察の官給品として一部納入されている"日本警察の拳銃"と知りました。それまではシンプルにP230に一目惚れしていただけ。

P230 HW

私の勝手なイメージですが「真面目です!」と言わんばかりのピシッとしたデザインで、銃に人種を当てはめるならシグは日本人だ!というイメージが初見からずっとあります。

 

それは自衛隊や警察がシグの拳銃を使ってるという知識(先入観)が入るずっと前から

初めてシグのシリーズを見た時からの直感的イメージ。P220P226も日本人のおっさんって感じに見えてました。

自衛隊P220シリーズは正確にはライセンス生産

 

銃を全く知らない人にベレッタを見せて「どこの国の銃だと思う?」と聞くと「オシャレだしイタリアかなぁ?」という回答をされるのと同じ気がします。

P230 Early

今でも大好物のP230シリーズ。ゴソゴソ漁ったら4挺もありました。笑

 

初期型と言われるアーリーモデルは、アメリカへの輸入版である印の「インターアームズ」刻印が入っててカッコいい!

 

スライドやデコックレバー、分解レバーにも細かいセレーションがびっしり!

 

手間暇かかってるのがよくわかるけど、コストダウンしたP230のほうが滑り止め効果は高いです。もっとコストダウンしたP232は、もっと滑りにくい!笑

 

P232はグリップがメロンにしか見えなくて苦手なので1挺もありません。買って即売りました。

ポリス・インターセプター

当時の私は本気で警察官になりたいと考えていたくせに、絡まれてはケンカしてという学生にはあるまじき行動ばかり。

 

毎日のように職員室に呼び出されていたのですが、警察官になりたいという気持ちは本当にありました。

 

子どもの頃からずっとなりたかった職業の1つでしたが、想いが強くなったのにはキッカケがあります。

友達宅から帰ろうとした夜道で、路駐していた白い車(記憶ではヤン車仕様のクラウン)が目に入ります。

 

降りてきたチンピラ風の男2人に、突然エアガンでパチンパチンと撃たれ、「何も気付いてません」的な冷静を装ってシレッと団地の階段へと入って"帰宅した人"を装いました。

 

階段を登る私に向けて下(1階)から弾切れするまでパチンパチンとひたすら撃ってきてましたが、気付いてないフリを貫き通し

 

弾切れした銃を手にケラケラ笑いながら車に戻ろうとした男が階段の隙間から見えたので、イラッとして思わずダッシュ。後ろから蹴り飛ばしました。

 

ちなみに彼らが銃を片手に車を降りてきた時「WAのハイキャパ」と瞬時にわかったあたり、天才いや、変態ですね。

1人20発以上あるやんとか考えてたの覚えてます。笑

しかし相手は20代くらいの男が2人。同年代とケンカする元気さがあっても、中学生では簡単に抑えつけられてしまいます。

もちろんボコボコにリンチされて、しぶしぶ帰宅。

 

やられっぱなしで帰ってくるな!見つけ出してやり返せ!と父親にも怒鳴られましたが、とりあえず犯人を見つけるために被害届けを出しに交番へ。

 

対応してくれた警察官は翌日から毎日、事件現場をパトロールしてくれていたのが印象的。

よく行く友達の家の側が事件現場だったために、パトロール中のその警察官とバッタリ何度も会いました。

 

そうやってバッタリ会うとわざわざ家まで30分、一緒に歩いて帰宅を見届けてくれる紳士っぷり。

この警察官に出会ったことで、私も警察官になって、人に安心感を与えたいと強く思うようになったわけです。

数十年後、公安委員会には繋がってはいるものの、警察ではなく探偵社をやってます。

 

今となっては警察組織の面倒臭さに、憧れの職ではなくなってしまいましたが、あの警官への感謝は今も忘れていません。

 

当時の憧れとは直接は繋がらないのかもしれませんが、私の中ではこのP230"警察官の銃"としても非常に思い入れが強かったのは確か。

 

今もわりと日本警察の使う銃は好きで、最近だとM360J SAKURAを手に入れました。それは後々紹介させて頂きます。

P230 SL

SLというステンレスモデルも美しくてたまりません。あれはまさにきれいな女性のイメージです。

実銃もきれいですが、KSCはメッキがきれいなので、SLモデルがまた映える!

KSCさんのシルバーモデルって見ちゃうと買わずにはいられません。

女性が持ってたらマジで映えるので、奥さんにプレゼントしようか考えたこともありますが、やめました。引き出しに雑に入れられて、傷だらけになるビジョンが見えたので。笑

GBBとしての性能

ガスブローバックとしての性能ですが、バカになりません。

 

これだけ小さいくせに、広場で撃ってみるとちゃんと飛んでいって、30m先の的にちゃんと当たります。

 

リコイルもサイズのわりにバシッと伝わってきて、結構いい感じ。元々の質量が小さいので、ABSHWにあまり差を感じないのも特徴的ですね。

 

ただし、マガジンの小ささ故に冬場(外)は、温めても7〜8発で弱々しくなりました。

 

それでも、インドアなら普通に活躍できるレベルの銃です。多少バラつくので、精密射撃はちょっと無理かな。人質戦とか普通に人質撃つわ。

 

もっとも、実銃は現代でも通用するくらいの高精度なので、そのDNAは受け継いでいるのかもしれません。

wood grip

木製グリップが似合うのに、品薄で貴重すぎて「これ商売になるんじゃね?」と木製加工を少し勉強中。笑

 

木製グリップ3種類集めるために2万円以上かかりました。傷つけなければ、売っても同じだけ回収できるので、リセールバリューは良いですね。

 

今も1日1回は触ってる?特別な思い入れのあるSIG P230の話でした。

 

 

 

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覚醒の日

普段は埼玉県で探偵社と養蜂場を営んでおり、プライベートは植物好きとして周知されています。

しかし"人を選んでカミングアウトしないといけない趣味"も持っています。

 

いわゆる"ガンマニア"で、1998年に突然目覚めてから、今日に至るまでたくさん集めてきました。

今でこそ趣味として受け入れてくれる人が多くなりましたが、ひと昔前だと"やばい奴"とか"痛い奴"なんてくくりにされてしまう確率も高かった趣味。

 

私の親の世代では「趣味のモデルガンを部屋で分解、組み立てしてたら通報されて、刑事に2週間も張り込まれ、付け回された。」なんて人もいるくらいです。

実はこれは私の父の体験談。笑

 

昔から「親子揃ってその顔でガンマニアって、やばい一家にしか見えねぇ!」と、よくからかわれてました。

「○○くんの家ってヤ○ザなんでしょ?」なんて聞かれたこともありましたが、ナニソレどこ情報だよっ!

このエピソードはそのうちにm(__)m

NEW南部

私自身は幼少期から銃に触れる機会がたくさんありました。

それはもちろん違法品ではなく、父の趣味だったモデルガンを始め、親戚の所持する猟銃も含まれます。

 

父は学生時代から銃が好きだったようですが、見た目の悪さゆえに、警察に監視されていたことも。笑

 

家宅捜査までされたこともあったようですが、違法品を持っていたわけではないので無事に済みました。

これには母も驚いたようです。

 

どうやらご近所さんが網戸越しに見えたモデルガンを騒ぎ立て、通報したことが始まりだったとかで(^^;)

確信も無いのに家宅捜査まで踏み切るとは、時代を感じる話ですね。笑

Remington M870

親戚は茨城県の奥まった田舎で農業と猟師を兼業。

動物の剥製をつくって生計を立てていて、年に1回?開催される全国規模の猟師達の射撃大会では毎年のように親子揃って1位2位を独占。

 

親戚宅に遊びに行くたび、剥製に囲まれながらハンティングの話を聞かされてました。

山に連れて行ってもらって軽く仕込まれたこと、山の中で撃たせてもらったこともあります。

 

こんな環境だったので銃は見慣れたアイテムで、もはや家財道具などと同じくらい私にとっては普通(^^;)

 

しかし昔は銃への興味は人並みで、周りの男の子と同じように、ガチャや駄菓子屋で買って遊ぶ程度。

中学2年生に急にガラリと変わる瞬間まで、ずーっと趣味らしい趣味を持ってなかったのです。

忘れもしません。

1998年の春、突然の覚醒をしたあの日。

未だによく覚えているくらい不思議でした。

 

中学生といったら異性に対しても興味津々になってくる頃だし、実際に彼女がいたりもしました。

特別なにかするわけでもなかったけど(^^;)

 

多感なそんな時期、朝起きた瞬間に「自分の銃が欲しい!」という想いで頭がいっぱい。

登校するなりあらゆる友達に"銃に詳しいやつを紹介してくれ"と聞いて回っていたのをよく覚えてます。

 

寝る前にアクション映画を観たとか、銃の雑誌を見たとか、何かしら刺激を受けたわけではありません。

父から貰った昔ながらのフルメタルなモデルガンもたくさんありましたが"自分のものが欲しい"なんて気持ちは初めて。

 

友達が友達に伝達。

その友達がまた違う友達を通じて、全く会ったことのないY君を連れて来たのです。

学校のコミニティすげぇ。

1日でガンマニアを連れてきてくれた!笑

 

その翌日にY君はコレクションの1つを白いタオルに包んで持ってきてくれました。

1限目と2限目の間の休み時間にトイレで待ち合わせて、ひっそりと見せてもらった銃。

 

昨日のことのようにはっきり覚えてます。

プラスチックなのに鉄っぽい質感と重厚感。

布から顔を出したのはタナカワークス社製の「Browning Hi - power

天才設計士ジョン・M・ブローニングの名作の1つですね。

 

薄暗いトイレでひそひそと待ち合わせて、白い布にくるんであるのをはらりとめくって銃が顔を出す。

なんだか裏取引きっぽい感じも中二病を刺激していたと思います。いや、ドンピシャ中2だったんですが。笑

ブローニングハイパワーが3倍増しくらいカッコよかった!!

FN Browning Hi-Power

ちなみにこのY君、現在まで約25年ずっと付き合いがある友人。

それだけではなく、私の会社の副社長として日々、大きな成果を上げてくれているので私にとっては超がつくほど重要人物。笑

探偵業界では有名な"腕のいい調査員"なのです。

 

と、まぁその話はメインブログ寄りなので置いておいて

 

私はY君のブローニングハイパワーを見て、ますます自分の銃が欲しくなってしまったものの、その1時間後にはまた別の友人(初対面)が約束通り銃を持ってきてくれていたので会いに行きます。2人目です。

 

彼とは堂々と教室で会い、机の中に隠していた銃をヌッと引き出すように見せてくれました。

あの時の感動も忘れられません。

 

手のひらサイズのコンパクトなボディーなのに、ギラリとした威圧感。

フルサイズにはない"プロっぽいサイズ"にリアリティを感じ、ブローニングハイパワーの時よりも一目惚れに近い感覚を覚えます。

WALTHER PPK/s

マルゼンのワルサーPPK/sです。

当時はガスブローバックの登場で盛り上がり始めたGBB全盛期。

発売されて間もないはずの商品。

 

彼はそのまま「あげるよ。」と譲ってくれたのです。

中学生ですよ?安いマルゼンだって12,000円くらいの銃でした。

それをタダで!しかも初対面。

 

恐縮したのは1回で「いいよ、もういらないから。」という追撃にアッサリ「ありがとう!」と受け取ったあの日。

棚ぼた的にGETできたPPK/sでした。

 

彼のことは名前も覚えてないし、顔もムッチリしてたくらいしか記憶にありません。

なんだかよくわからないけど、未だにありがとう!です。

 

友人には「脅して無理矢理もってきたん?」とか言われましたが、そんなことしてませんよ。笑

SIG SAUER P230 Early

この時のビビッと走った感動が関係しているのか、元々そっちが好きだったのか、惹かれるのは決まって小型の銃。

 

みんながデザートイーグル大好きでワイワイしてる時も見向きもしなかった空気読めないやつでした。

なんか大型って惹かれなかったんです。

今はだいぶ受け入れられるようになってきたけど、それでも好きなのは小さいやつ。

 

長物でさえ、AKならクリンコフが好きだし、M4ならBLOCK1以下のサイズが好き。

大きくても良いのはショットガンとロングレンジライフルくらいです。

 

ちなみに銃以外でも大半のものが小型に惹かれます。

女性も小柄が好きなので奥さんもミニマムサイズ。

バイクも中〜大型に乗れるのに、好きで乗るのはスーパーカブ

そんな感じで、小さいのばかり惹かれる性質のようです(^^;)

大型なのは車くらいでしょうか。

そこは目的が違い「どんな場所でも走れる」っていうタフさがたまらなく好きで、クロカンが好み。

 

ジムニーとかも良いけど家族持ちだと狭いので、どうしても大きいのを選ばざるを得なかったというのもあります。

ミリタリーテイストなのも関係あるのかな?

小さいと乗ってて疲れるっていうのも無視できませんし、アウトドアな外出が多いので妥協はしません。

 

ちなみに、なぜかはわからないけどスポーツカーなど車高の低い、早い車には興味を持ったことがないです(^^;)

 

ざっくりとした自己紹介はここまで。

次回は「初めて買った銃」です。

 

 

 

探偵仲間の会社ブログで取り上げられていたオススメの記事。

 

【銃のサプレッサー】

https://ivy-tantei.jp/2132

サプレッサーの構造を紐解いた記事。

 

【廃れない回転式拳銃】

https://ivy-tantei.jp/2619

なぜリボルバーは消えないのか?という疑問。

 

【面白い武器】

https://ivy-tantei.jp/3865

マニアは知ってる、あの隠し武器の話。