普段は埼玉県で探偵社と養蜂場を営んでおり、プライベートは植物好きとして周知されています。
しかし"人を選んでカミングアウトしないといけない趣味"も持っています。
いわゆる"ガンマニア"で、1998年に突然目覚めてから、今日に至るまでたくさん集めてきました。
今でこそ趣味として受け入れてくれる人が多くなりましたが、ひと昔前だと"やばい奴"とか"痛い奴"なんてくくりにされてしまう確率も高かった趣味。
私の親の世代では「趣味のモデルガンを部屋で分解、組み立てしてたら通報されて、刑事に2週間も張り込まれ、付け回された。」なんて人もいるくらいです。
実はこれは私の父の体験談。笑
昔から「親子揃ってその顔でガンマニアって、やばい一家にしか見えねぇ!」と、よくからかわれてました。
「○○くんの家ってヤ○ザなんでしょ?」なんて聞かれたこともありましたが、ナニソレどこ情報だよっ!
このエピソードはそのうちにm(__)m笑
私自身は幼少期から銃に触れる機会がたくさんありました。
それはもちろん違法品ではなく、父の趣味だったモデルガンを始め、親戚の所持する猟銃も含まれます。
父は学生時代から銃が好きだったようですが、見た目の悪さゆえに、警察に監視されていたことも。笑
家宅捜査までされたこともあったようですが、違法品を持っていたわけではないので無事に済みました。
これには母も驚いたようです。
どうやらご近所さんが網戸越しに見えたモデルガンを騒ぎ立て、通報したことが始まりだったとかで(^◇^;)
確信も無いのに家宅捜査まで踏み切るとは、時代を感じる話ですね。笑
親戚は茨城県の奥まった田舎で農業と猟師を兼業。
動物の剥製をつくって生計を立てていて、年に1回?開催される全国規模の猟師達の射撃大会では毎年のように親子揃って1位2位を独占。
親戚宅に遊びに行くたび、剥製に囲まれながらハンティングの話を聞かされてました。
山に連れて行ってもらって軽く仕込まれたこと、山の中で撃たせてもらったこともあります。
こんな環境だったので銃は見慣れたアイテムで、もはや家財道具などと同じくらい私にとっては普通(^^;)
しかし昔は銃への興味は人並みで、周りの男の子と同じように、ガチャや駄菓子屋で買って遊ぶ程度。
中学2年生に急にガラリと変わる瞬間まで、ずーっと趣味らしい趣味を持ってなかったのです。
忘れもしません。
1998年の春、突然の覚醒をしたあの日。
未だによく覚えているくらい不思議でした。
中学生といったら異性に対しても興味津々になってくる頃だし、実際に彼女がいたりもしました。
特別なにかするわけでもなかったけど(^^;)
多感なそんな時期、朝起きた瞬間に「自分の銃が欲しい!」という想いで頭がいっぱい。
登校するなりあらゆる友達に"銃に詳しいやつを紹介してくれ"と聞いて回っていたのをよく覚えてます。
寝る前にアクション映画を観たとか、銃の雑誌を見たとか、何かしら刺激を受けたわけではありません。
父から貰った昔ながらのフルメタルなモデルガンもたくさんありましたが"自分のものが欲しい"なんて気持ちは初めて。
友達が友達に伝達。
その友達がまた違う友達を通じて、全く会ったことのないY君を連れて来たのです。
学校のコミニティすげぇ。
1日でガンマニアを連れてきてくれた!笑
その翌日にY君はコレクションの1つを白いタオルに包んで持ってきてくれました。
1限目と2限目の間の休み時間にトイレで待ち合わせて、ひっそりと見せてもらった銃。
昨日のことのようにはっきり覚えてます。
プラスチックなのに鉄っぽい質感と重厚感。
布から顔を出したのはタナカワークス社製の「Browning Hi - power」
天才設計士ジョン・M・ブローニングの名作の1つですね。
薄暗いトイレでひそひそと待ち合わせて、白い布にくるんであるのをはらりとめくって銃が顔を出す。
なんだか裏取引きっぽい感じも中二病を刺激していたと思います。いや、ドンピシャ中2だったんですが。笑
ブローニングハイパワーが3倍増しくらいカッコよかった!!
ちなみにこのY君、現在まで約25年ずっと付き合いがある友人。
それだけではなく、私の会社の副社長として日々、大きな成果を上げてくれているので私にとっては超がつくほど重要人物。笑
探偵業界では有名な"腕のいい調査員"なのです。
と、まぁその話はメインブログ寄りなので置いておいて…
私はY君のブローニングハイパワーを見て、ますます自分の銃が欲しくなってしまったものの、その1時間後にはまた別の友人(初対面)が約束通り銃を持ってきてくれていたので会いに行きます。2人目です。
彼とは堂々と教室で会い、机の中に隠していた銃をヌッと引き出すように見せてくれました。
あの時の感動も忘れられません。
手のひらサイズのコンパクトなボディーなのに、ギラリとした威圧感。
フルサイズにはない"プロっぽいサイズ"にリアリティを感じ、ブローニングハイパワーの時よりも一目惚れに近い感覚を覚えます。
マルゼンのワルサーPPK/sです。
当時はガスブローバックの登場で盛り上がり始めたGBB全盛期。
発売されて間もないはずの商品。
彼はそのまま「あげるよ。」と譲ってくれたのです。
中学生ですよ?安いマルゼンだって12,000円くらいの銃でした。
それをタダで!しかも初対面。
恐縮したのは1回で「いいよ、もういらないから。」という追撃にアッサリ「ありがとう!」と受け取ったあの日。
棚ぼた的にGETできたPPK/sでした。
彼のことは名前も覚えてないし、顔もムッチリしてたくらいしか記憶にありません。
なんだかよくわからないけど、未だにありがとう!です。
友人には「脅して無理矢理もってきたん?」とか言われましたが、そんなことしてませんよ。笑
この時のビビッと走った感動が関係しているのか、元々そっちが好きだったのか、惹かれるのは決まって小型の銃。
みんながデザートイーグル大好きでワイワイしてる時も見向きもしなかった空気読めないやつでした。
なんか大型って惹かれなかったんです。
今はだいぶ受け入れられるようになってきたけど、それでも好きなのは小さいやつ。
長物でさえ、AKならクリンコフが好きだし、M4ならBLOCK1以下のサイズが好き。
大きくても良いのはショットガンとロングレンジライフルくらいです。
ちなみに銃以外でも大半のものが小型に惹かれます。
女性も小柄が好きなので奥さんもミニマムサイズ。
バイクも中〜大型に乗れるのに、好きで乗るのはスーパーカブ。
そんな感じで、小さいのばかり惹かれる性質のようです(^^;)
大型なのは車くらいでしょうか。
そこは目的が違い「どんな場所でも走れる」っていうタフさがたまらなく好きで、クロカンが好み。
ジムニーとかも良いけど家族持ちだと狭いので、どうしても大きいのを選ばざるを得なかったというのもあります。
ミリタリーテイストなのも関係あるのかな?
小さいと乗ってて疲れるっていうのも無視できませんし、アウトドアな外出が多いので妥協はしません。
ちなみに、なぜかはわからないけどスポーツカーなど車高の低い、早い車には興味を持ったことがないです(^^;)
ざっくりとした自己紹介はここまで。
次回は「初めて買った銃」です。
探偵仲間の会社ブログで取り上げられていたオススメの記事。
【銃のサプレッサー】
サプレッサーの構造を紐解いた記事。
【廃れない回転式拳銃】
なぜリボルバーは消えないのか?という疑問。
【面白い武器】
マニアは知ってる、あの隠し武器の話。