探偵のピストル事情

表向きは探偵だけど、実はひみつの必殺仕事人…かも!?

CO2ガス漏れの対応策5選

扱い慣れないためか、CO2タイプのガス漏れトラブルはよく耳にします。

つい先日も友人から電話がきて対応策を聞かれたばかり。

 

ヘルプを求められて、あれじゃない?これじゃない?と適当に言ってたら当たってた!なんてことが度重なり、ラッキーなことに感謝されました。笑

みなさん、ごめんなさい。

わりと適当に診断してただけなんです。笑

 

自分自身が似たようなトラブルに直面したことがあったから、その時の解決策を話しただけ。

でも、これ意外と広めたほうがいいことなのかもしれない!

まだまだ見てもらえる機会の少ないこのブログで意味があるとは思えないけど、一応書くことにしました(^^)

Carbon8

今のところカーボネイトとSIG AIRしかCO2モデルは所有してません。

今後の法規制がどうなるのか様子見したいのと、欲しいモデルが無いからというのが大きいですね。

 

なので他メーカーでは共通しない可能性もありますが、一応参考になるかもしれないし「これで解決した!」というのを載せます。

 

このメーカーがガス漏れ多いのか、他メーカーでもCO2はガス漏れ起きやすのか、それもわかりません。

ていうかカーボンエイトって書いて、なんでカーボネイトなんでしょうね?

ANSER-1

最初はメーカー修理に出してしまいましたが、その後の度重なるガス漏れで気付きました。

 

これ、バルブ閉めるだけで解決なんじゃね?という超シンプルな解決策。

9割以上はこれだったし、多分メーカー修理で2ヶ月も遊べず2,000円も取られたアレも、同じ原因だった可能性が高いです。

 

専用バルブレンチが1,500円くらいだったと思うのですが、これで万事解決!

頻繁に起きるガス漏れは、これだけでほとんど対応できました。

ANSER-2

寒い日、屋外で子ども達と遊ぼうとしたら全然ダメで、ボンベを複数ムダに捨てる…なんてことも多々ありました。

 

そしてふと思ったのが、シールパッキンの硬化。

ただ単純に寒くてパッキンが固くなってるから、隙間漏れを起こしてるんじゃないのか?

 

そこでボンベをセットする前に、マガジンそのものを充分に温めてみたところ、どれもこれも直った!なんてことも。

 

ボンベの口を押さえるパッキンはある程度柔らかくなきゃガスが漏れるのは当たり前ですが、意外と「温めるだけ」っていうのは盲点かもしれません。

ANSER-3

もう一つ可能性があるのはシールパッキンの摩耗。これは覗き込めばわかります。

 

変形していたり、ひび割れや切れているなど、漏れそうな状態だと思ったら交換しちゃえば直ります。

 

他部分に傷つけないように、極細マイナスドライバー等を使ってポロっと取るだけ。

新品シールパッキンをはめ込んで、1〜2個ボンベを使用すれば修理完了。

 

シールパッキンはフリマアプリで売ってる人もいるので、そっちの方が手軽かもしれません。

ANSER-4

友達が直してくれと持ってきたマガジンで原因だったのはシリコンオイル。

関係ない可能性もありますが、こういうの2回あったので、同じ対応で直る可能性があるかと思います。

 

ボンベの口が押し付けられるシールパッキン部分にシリコンオイルが吹いてあったので、拭き取りました。

それだけです。

 

シリコンオイルは保湿の意味で必要ですが、漬け置きみたいにある程度染み込ませるだけのほうが良いかもしれません。

 

というのも、潤滑しすぎるとボンベとパッキンにガスが抜けやすい隙間ができやすくなり、そこから漏れる…かもしれないから。

 

自分のマガジンで実験してみたら、濡れてるくらい吹いた時にガス漏れしましたので、ほぼ間違いなさそう。

ANSER-5

バルブ側もオイルの添付しすぎに注意。

バルブの分解ができないようになってるので確認できませんでしたが、CO2の圧力だと潤滑させすぎると漏れる可能性があります。

 

バルブにも吹く実験したら、しばらくバルブから漏れるようになっちゃいました(^^;)

 

無視してバカバカ撃って…というのを繰り返して、バルブに付着したオイルを吹き飛ばす作業をしたら、少しして落ち着いたので良かったけど…。

management practice

シールパッキンの話からもおおよそ検討つくことですが、ボンベをセットしっぱなしにすると寿命が縮みます。

差しっぱなしでガス漏れは大丈夫?or ダメ?みたいなやり取りを知恵袋か何かで見かけたことありますが、結論「大丈夫」だと思います。

ただし寿命は縮まるよ、が答えかと。

 

これもP-09のマガジンを並べて実験してみましたが、シールパッキンの劣化が圧倒的に早かったのは、付けっぱなしのほう。

 

そりゃあギュッと締め付けたままじゃ負荷かかりっぱなしですから仕方ないですね。

 

漏れないから。もったいないから。とボンベをセットしっぱなしにするのは、結果としてコスパ悪いでしょう。

CO2ガスガンのデメリットですね。

SIG SAUER P320/M18

そういえばlaylaxのCO2マグでトラブルは未だに皆無。

もしかしたらカーボネイトのマガジンはトラブル多めなのかな?

 

おやおや?この組み合わせはNGじゃね?

と気付いた方もいるかもしれません。笑

 

フロンガスのSIG AIR(VFC)M18に、laylaxのCO2マガジンの組み合わせ。

未調整だと確実に初速オーバーしますが、こちらは調整済みなので大丈夫(^^)

違法品ではありません。

 

初速調整した時の画像も残ってるので、今度記事にしたいと思います。

 

 

 

 

 

探偵仲間の会社ブログで取り上げられていたオススメの記事。

 

トイガンは護身用に使えるのか】

https://ivy-tantei.jp/4288

街中で銃を見た日本人の反応を検証。

 

【銃刀法の銃とは】

https://ivy-tantei.jp/4286

銃刀法の中の"銃"について取り上げた記事。

 

【銃のサプレッサー】

https://ivy-tantei.jp/2132

サプレッサーの構造を紐解いた記事。

 

【廃れない回転式拳銃】

https://ivy-tantei.jp/2619

なぜリボルバーは消えないのか?という記事。

 

【面白い武器】

https://ivy-tantei.jp/3865

マニアは知ってるあの隠し武器の話。

S&W Performance Center M4004?

初めて購入したSWオートは多分これだったと思います。

父から貰ったM39やM59は持ってましたが、好きで買ったわけではないし、貰ったからあるだけという感じでした。

 

独特な形状だけどクラシックなニオイもプンプンするし、めっちゃ素敵!と一目惚れに近い感覚で購入したのを覚えてます。

S&W Performance Center M4004

勝手にM4004と断定していますが、WA/ウエスタンアームズから発売されている商品名はSHORTY.40。

 

といってもショーティー・フォーティーなんて銃は存在しません。

何をモデルアップしたのかWAもはっきりしないままなので、そう呼ばれるようになりました。

 

仕事上での戦術トレーニングでこれを使っていた時のこと。

アメリカ陸軍特殊部隊を退役した方が講師をしてくれていたのですが「それはパフォーマンスセンターのM4004か?」と聞いてきて、初めて正式名称を知りました。

 

なぜそんなトレーニングしていたのか?はコチラをご一読ください。

 

detective-guns.hatenablog.com

stainless version

せっかくなのでシルバーモデルも織り交ぜて紹介しますが、シルバーだと多分、名称がまた異なります。

 

S&Wのオートマチックは数字を使って素材や口径で分類化しているので、見た目が同じ銃でも型番(モデル名)がガラリと変わるのが特徴。

 

サードジェネレーションの数字4桁なら、頭の2つが口径、3桁目がサイズ、4桁目がフレーム材質と仕上げ。

 

つまりM4004とは、40口径で、フルサイズモデル、アルミフレームのブラックモデル…という区別がつくわけです。

 

国内でもショーティー40の正体はなんなのか気になっている人も多い様子ですが、明確にはわかっていません。

 

だから自分の中では、講師の父上が使っているというPC M4004ということにしました。

無断転用はお断りします。

ナンバリングは海外在住の方に頼み、SWに直接確認してもらって、自分がリスト化しました。

なんせ、探せどリストが出てこなかったので(^^;;

 

ちなみにジェネレーションによって分類のしかたが違ったりするのでややこしい。作成したのは4桁のサードジェネレーションなので悪しからず。

 

4桁目はスライドとフレームの材質だとばかり思ってましたが、SWは「フレーム材質と仕上げ」と答えたそうです。

確かにスライドは2パターンだから、はしょっても判りますもんね。

ベアハンドハンマーも素敵

3桁目が0だとフルサイズやんけ!

M4004だとしたらコンパクトサイズのショーティー40は違うんじゃね!?

 

当時そう思って講師に聞きました。

だけどペラペラ英語を喋られても、完全には理解しきれず、何言ってんのか結局よく判らずじまい。笑

 

理解できたのは、PCの高級カスタム版では、SW通常モデルをカスタマイズするために、モデル名が通常版のまま引き継がれることがある!ということ。

 

つまり通常版のM4004をPCカスタムしたら、モデル名に「performance center」が追加されるだけで、M4004という数字の羅列は変わらない!みたいな感じ。

 

彼は「これは父の持っているPCのM4004だよ」と言い切っていたので、そうなんでしょう。

そのおかげで「あなたは銃のセンスもいい!」と、やたら気に入られました。笑

独特なバレル形状

というわけでM4004として進めますが、これの実銃価格は彼いわく2,000$ほど…。

マジかよ、P226よりはるかに高いって、そんな価値あるん!?笑

 

そういえばM945シリーズも1,600〜2,000$なんて聞きますし、パフォーマンスセンターってガチで高級なんですね。笑

 

これに30万円出せと言われたら、頭の中でSIGのモデルと葛藤するだろうな…と妄想してました。SP2022とかなら2挺買えるし。

何がツボって、暗がりでシルバーのチェンバーが映えるところがたまらなく好き。

ボディーが真っ黒なのに、チェンバーだけキラッ!みたいな、この萌えポイントわかりますか?笑

 

シリーズ70とかもチェンバーキラリは同じだけど、このサイズ感と重厚感だからこそ、それが映えるんです。

ポテっとしたぽっちゃり体型の銃、その上でチェンバーは丸みがないとダメなんです!笑

 

1人だけ共感してくれる人に会いましたが、今のところその人だけなので、珍しいフェチなのかも(^^;)笑

40SW Round 9+1

実弾では装弾数9発だそうです。

どうしても時代遅れ感は否めませんが、セルフディフェンスとしては充分かもしれません。

 

ちなみにこのサイズのSWオート(40口径)を向こうでは「SHOTY.40」と愛称で呼ぶらしく、この銃だけの名称というわけではないんだとか。

 

最近では聞かなくなったけど、クラシック1911を見て「ガバメント」と呼ぶのとか、Jフレームを「チーフ」と呼ぶのと同じみたいですね。

 

若い人が愛称で呼んでいるのをあまり聞いたことがないので、このあたりももうオッサンである証拠なのかも。笑

PC SAFETY

安全装置はレバー式のオーソドックススタイル。

紹介するまでもなさそうだったので、パフォーマンスセンターが時々使うボタン式を撮りました。

 

右側から押し出すことでON/安全となり、親指で押し込んでフラットにするとOFF/射撃可能になります。

使い勝手どうなの?と聞かれると困るくらい微妙。笑

 

結構な硬さなので、誤動作によって知らない間に解除されていたというトラブルは少ないと思いますが、即応性には欠けると感じました。

impression

トイガンとしての印象は、スピーディーなブローバック、俊敏かつヘビーなリコイル、金属感を感じるブローバック音、お座敷コレクターとしてはたまらない1挺です。

 

小柄なサイズからは想像できないズドンというリコイルや、素早く回転する動きは楽しくて、撃って遊ぶにはトップクラスに好み。

屋内では部屋撃ち程度の距離だと、かなり素直に狙った位置に穴を開けてくれます。

 

特に印象が強いのは音。

カシュン!とかバシッ!というトイガンらしい軽い発射音ではなく、他では聞いたことのない特徴的でかっこいい作動音。

 

表現が難しいのですが、映画「RONIN」のトンネル内でのP239発砲音とよく似てるといつも思ってます。

YouTubeで探してみましたが、やっぱりDVDとは音質が違ったのでURLは載せていません。

SHORTY .40

眺めても素敵、撃っても楽しい、どちらも満足できるトイガンは自分の中では数少ないので貴重な存在。

ちなみに写真のブラックモデルはスライドをブルーイングしてますので、購入時からこうではありません。お間違えないようお気をつけください。

 

WA/ウエスタンアームズから約4万円(税抜36,000円)にて2017年頃に販売されたのがたしか最後だったと思います。

最終生産とうたってましたが、そこはWAなので待ってれば、また「待望の復刻!」とかやるんじゃないですかね(^^)

中身同じまま、また値上げるでしょうけど。

 

 

 

 

 

 

探偵仲間の会社ブログで取り上げられていたオススメの記事。

 

トイガンは護身用に使えるのか】

https://ivy-tantei.jp/4288

街中で銃を見た日本人の反応を検証。

 

【銃刀法の銃とは】

https://ivy-tantei.jp/4286

銃刀法の中の"銃"について取り上げた記事。

 

【銃のサプレッサー】

https://ivy-tantei.jp/2132

サプレッサーの構造を紐解いた記事。

 

【廃れない回転式拳銃】

https://ivy-tantei.jp/2619

なぜリボルバーは消えないのか?という記事。

 

【面白い武器】

https://ivy-tantei.jp/3865

マニアは知ってるあの隠し武器の話。

Stealth Defence System

超不人気モデル「ステルス・ディフェンス・システム」の紹介。

私にとってはなんで不人気なのかよくわかりませんが、聞き込みしてみると「マズルがダサい」との声ばかり。

 

どうやらウィルソンお得意のカウンターウェイトが不細工だから…ということみたいですね。えー?そうかなぁ?

 

不人気のわりには過去2〜3回発売されております。

不人気で買う人が少なければ、中古で出回る確率も低くなり、当然なかなか出会えない銃となりました。

 

そうなると普通はプレ値がつくものですが…相変わらず不人気なのでしょう…価格は落ち着いてます。笑

counter weight

たしかに個性的な見た目ではありますが、初見では「この設計は難しいんじゃないの?」と興味を惹かれた部分だったので、カッコ悪いとは感じませんでした。

 

カウンターウェイトと呼ばれる先端の"重り"によって、リコイル軽減をはかっているそうですが、効果は不明。

ウィルソンの得意技で、未だにカタログ落ちしてないカスタムだから、それなりに意味があるんでしょう。

 

設計が面倒で、製造工程も面倒なのに、わざわざ「いや意味あるから!」という意地で作り続けるとは考えにくい。

天下のウィルソン・コンバットですから、ちゃんと実証実験済みだとは思います。

ガスポート(マグナポート)とかよりは安全性や扱いやすさは確実に上でしょうが、どれほど効果があるんでしょうね?

Wilson Combat SDS custom

スライド側面はブルーイング処理で黒染めしました。

いわゆるガンブルーにならなくても自分は気にしないタチで、金属らしい光沢さえ生まれれば満足。

そもそもブルーになったって、HWでは時間経過で同じような黒っぽいテカリに変化してしまいますし。

 

ノッチ対策されてないモデルだったので、後々プレートを貼り付けて自作で"めくれ対策"しました。

 

個人的にはスライドストップとサムセフティが小さくて、操作しにくい印象。

隠し持ちやすさや抜きやすさでは、この小ぶりなパーツは確かに重要ですし、ステルスって言うくらいですから正解だとは思いますが(^^;)

Stealth Defence System

WA/ウエスタンアームズ製は手抜きが酷いのと、それなりにちゃんと作る時の差が激しいメーカー。

 

不人気モデルだけど仕上げも丁寧だし、かなりちゃんと取り組んだのかな?という出来栄えのSDSカスタム。

 

食わず嫌いで持ったことなかったら気付かないものですが、買ったら価格以上の質に満足できること間違いなし。

 

ウィルソンといったらシルバーウッドですが、個人的にあまり好きじゃないので、グリップは交換済み。

STEALTHの刻印

ステルスの刻印がまたかっこいいです。始めはコンシールドのことを指しているのかと思いましたが、実際にステルス能力があり、赤外線などに投影されないと聞きました。

 

M4やSR16などのステルス系カスタムで、LVOAが有名ですが、あれと同じようにコーティングが施されているそうです。

 

サーマルゴーグル等を装着してる相手に使うような拳銃とは思えませんし、赤外線に映らないからなんなの?というのが正直な気持ちですが。笑

オープンしてない時のマズルは、ブッシングが付いているクラシック1911と大きな差がないと思います。少し特殊かな?とは思うけど、不細工と言われるほどじゃない気がするけど…。

 

実銃も構造が同じなのかは不明ですが、カウンターウェイトはバレルにそのまま取り付けられています。

同じ作りなのだとしたら、パーツ点数が他1911よりも減るため、清掃の際も楽でしょう。

ホールドオープンした時のインパクトは大きいので、周りにナニソレといった反応はされます。

 

最初は物珍しそうに見られますが、質感の高さに欲しがられることが多々あり、自分は不人気解消に貢献しているのでは?笑

 

本場アメリカでもSDSは変わり者扱いだそうですが、それでも需要はあるようですし、先の話通り今もカタログ落ちしてません。

 

たしかに高級なウィルソンを買うのに、わざわざSDSを選択するなんてあまりないでしょうけど。

トイガンとしての性能

ウィルソンが高価ということもあり、実銃のインプレッションは斉藤さん含め、誰からも頂けなかったので、トイガンとしての性能にだけ触れます。

WAということで屋内専用レベルですが、弾道は素直だし、リコイルも俊敏かつ重厚なドコッと伝わってくる撃ち味で楽しめました。

 

サイトは蓄光でナイトサイト化し、ファイアリングピンも研磨してクリアコートしました。

ファイアリングピンブロックはマットブラック化して、ピンが目立つようにコントラストを上げてます。

ダミーと言えどファイアリングピンは重要なので、WA製品では大抵この作業を施すのが自分のお決まり。

 

個人的にウィルソンタイプのリアサイトがのぺっとしてて好きじゃありません。

特にWAの場合、反射しやすくて屋外の太陽バリバリのところではドットが見えなくなります。

実銃では仕上げも違うだろうから反射しないんだろうけど、このせいでウィルソンタイプのリアサイトは魅力ゼロ。

オフィサーズより大きく、コマンダーより小さい、実用性を考えるなら丁度いいサイズ感だと思います。

バレル長は4.1インチでしたから、命中精度等を犠牲にしすぎずに、コンシールド性も確保した落とし所だったのでしょう。

 

同じウィルソンで、タクティカル・スーパーグレード・コンパクト(TSGC)やボブテイルカスタムなんかも、たしか4.1インチだったはず。

 

実用重視のウィルソンが出した答えは4.1がコンシールドとしてベストなのかもしれません。

ウィルソンホームページを見たら、マグバンパー標準装備で装弾数は7発とのことだから、サイズ的にも悪くない選択肢ですね。

 

 

 

 

 

探偵仲間の会社ブログで取り上げられていたオススメの記事。

 

トイガンは護身用に使えるのか】

https://ivy-tantei.jp/4288

街中で銃を見た日本人の反応を検証。

 

【銃刀法の銃とは】

https://ivy-tantei.jp/4286

銃刀法の中の"銃"について取り上げた記事。

 

【銃のサプレッサー】

https://ivy-tantei.jp/2132

サプレッサーの構造を紐解いた記事。

 

【廃れない回転式拳銃】

https://ivy-tantei.jp/2619

なぜリボルバーは消えないのか?という記事。

 

【面白い武器】

https://ivy-tantei.jp/3865

マニアは知ってるあの隠し武器の話。

HK45CTのトリガー交換作業

UMAREX/VFC製HK45コンパクトタクティカルのトリガー問題はご存知ですか?KSCのUSPコンパクトでもよくありましたが、HKトリガーは亜鉛ダイキャストでは折れやすいため、HK45Cは厚みを持たせて対策しています。

しかしこれが、リアルさを欠いている上、人差し指に当たって異物感を生んでしまう残念ポイント。

これくらいの誤差は個人的に気にしないのですが、人差し指に当たる異物感はどうしても許せませんでした。そのせいでケースから出さないくらい嫌だったんです。

トリガーの位置が欠点

というわけで交換作業をしたのですが、これがそれなりに面倒なので、備忘録としても記事にしておこうと思って、作業中に写真撮りまくりました。

HKはあまりバラすことないので、個人的には結構苦戦しましたが、コツさえ掴めばわりと簡単。いつも、どの銃でも同じですね。

リアルトリガー

リアルサイズにするためには、こちらのパーツを購入します。

CRUSADER(クルセイダー?)製のスチールトリガー。

ネットにて2,000円〜3,000円で購入できます。

まず、バックストラップとハンマースプリング類をはずします。

ピン抜きとハンマーのみ使用。

このスプリングは、写真の向きで収まってます。

矢印部分がフレーム内部で引っかかって出てこないので、その部分に極細マイナスドライバーを突っ込みながら引っ張り出しました。

右側面のセフティはイモネジを外すだけ。

レバーを斜め下に下げた状態(デコック状態)のほうがネジを回しやすいです。

ディテントプレートにかましてあるピンをわずかに押し込むだけで、プレートは抜けるようになります。

押し込むといってもピン抜き(ポンチ)で叩かないと無理ですが。

この並びを覚えておかないと後々後悔します。

向きとかも含めると絶対忘れる自信があったので、写真で記録。

⑦には死神の鎌みたいな形のパーツが奥に入ってます。

1、6、7の3ヶ所は下から押し上げられているので、そのスプリングの位置も把握しておくと楽でした。

死神の鎌みたいなパーツをドライバーなどで押し下げつつ、左側面のセフティを何周か回転させながら引き抜きます。

ここで飛び出すスプリングとかありそうだけど、特にありませんでした。

フレーム前方のピンとプラスネジを引っこ抜きます。

Aのトリガーピンは二重構造で、途中まで抜いてる黒いピンは簡単に抜けるし差し込めるけど、問題は真鍮色のほう。

普通に抜けるけど、スプリングの位置をキメながら取り付けるのが大変でした。

※とりあえず真鍮色のは後で抜くので平気。

前方、後方、前方…とシーソーみたいに徐々に引き上げればアッシーが丸ごと抜けます。

元気よく跳ねるスプリングは特にないですが、フレーム後端に2ヶ所スプリングがあるため、噛んでダメにしないよう慎重に。

そうしてトリガー交換、元に戻していくのですが、気をつけるべきはスプリングくらい。

なんか落ちてる!?

と思ったけど、特に苦労もなくはめ込めます。

このパーツの位置は…

ここでした。

でっかいフック状の空洞はセフティの芯にかます形です。

1時間せずに全て終えるな…と思って進めてたのに、ここで停滞。

セフティが何かに引っかかって押し込めません。その際カタカタ動くのは矢印のパーツ。

こいつか?こいつがくせものなのか?

問題のパーツを引っこ抜いてからセフティを押し込み、その後で上からパーツを戻してあげて、固定ピンをコンコン。これで万事解決しました。

だからセフティ差し込む時は、ここを空洞にせよ!的な写真。

もしかしたら自分のやり方が良くなかっただけで、もっと賢い方法があるかもしれません。

ここまで戻ってくれば、あとは簡単。

死神の鎌を押し込みながらディテントプレートをセットして、ハンマースプリングを元通りにして、バックストラップを戻すだけ。

スライドストップ部分のスプリングは、あの向きで押し込むだけでした。

無事にリアル位置のトリガーを取り付け完了。

人差し指に異物感も感じなくなったし、ビジュアル面も改善。満足です。

一応、もう一度ノーマルトリガーver.を確認してみましょう。

だいぶ違いますね。

セフティ差し込むのに苦労したせいで、結局映画1本観終わりそうになり、奥さんから「まだ直らないの?」と言われてしまいました(^^;)

また分解しなきゃいけなくなった時の自分のための記事でもありますが、トリガー交換を検討している方の役に立ててもらえれば嬉しいです。

HK45CT

 

サイみたいなリボルバー

初めて見た時はフルサイズだったので「面白いなぁー」くらいの興味で、買ってみよう!までは考えませんでした。

 

だけどコンパクトモデル、しかも実物同様にキュピーンと光るスチールブラックモデルが登場したら、買わずにはいられません。笑

 

元々、面白みで興味はあったので、3インチの存在を知ったらほとんど迷わずに購入しました(^^) ちなみにマルシンのXカートリッジタイプはこれが初めて。

MATEBA 2006M

MATEBA社の2006Mです。357マグナム、または38スペシャルを発射できるリボルバーで、装弾数は6発。ちなみに装弾数7発のモデルが2007M。

攻殻機動隊のトグサが所有するのは2008Mという半分架空の銃。

 

通常のリボルバーはシリンダー最上部が発射されるのに対して、マテバは最下部から発射するのが特徴。

これがマテバのオートマチックリボルバーと勘違いしてる人もいますが、オートリボルバーはマテバ6UNICAという2006Mの改良版。これとは違います。

3inch snubnose

イタリアの食品関係の会社だったようですが、二代目社長の趣味半分でレースガンを作り始めたのがマテバリボルバーの起原のようです。

つぶれては再起して…を繰り返しているそうですが、初代社長が亡くなってからの動向を聞いた段階でおおよそ「つぶれるな」と予想できちゃいました(^^;;

 

詰み立てた信頼と実績は、二代目が継ぐと知った瞬間から確実に薄れます。そんな時に方向転換しちゃったら、まず援護してくれる人はいません。

しばらくは初代の軌跡をたどらないとマズい事になるのは目に見えてるのに、なんだかその判断ができずに倒産させちゃう二代目をよくみます。完全なあるあるですね。

うちの会社は子どもたちに継がせるつもりはないので、自分にとっては他人事。笑

Muzzle Face

しかし新しいことにチャレンジする着眼点は優れていたようで、マテバシリーズを産み出しました。

経営センスが良ければうまくいくとも限りませんし、どちらかといえばエンジニアセンスが優れている方がかっこいい!

 

そうして“限りなく手に近い位置“で撃ち出せるローコア設計のリボルバーを完成させたエミリオ・ギゾーニさん。発想まではともかく、造り上げちゃったのは本当にすごいです。

 

実銃でもマルシンでもバレルを交換できるのが素晴らしい!

メンテナンスの他、バレル長を変更したい時も同じ手順でカスタマイズできるのは画期的。

Swing out

スイングアウトすると真上に跳ね上がるのはかっこいい!

しかしながら、スプリングレートの問題か銃を少し左に傾けただけでシリンダーが戻ろうと落ちてくるので、弾の装填がかなり気を使いストレス。

 

シリンダーが戻らないように少し右側に傾けつつ弾を込めるか、銃自体を真下に向けるか、とにかく面倒。実際、実銃でも不満が多く出ていたそうですね。

その問題が解決すれば、真上にスイングアウトするのはメリットあるのではないでしょうか。一般的なリボルバーはすぐ右側に本体があるので装填時に邪魔に感じる場面もありますが、マテバでは邪魔する物体がありません。

 

視認性も良くて、シンプルに“込めやすい“と思います。

ただしスプリングで跳ね上げている以上、スプリングを強くすればそれだけシリンダーを戻す時に力が必要。

一般的なリボルバーのように振り子の原理でシリンダーを戻す方法が使えませんから、そこは明らかなデメリットでしょう。

上部から見ても少し複雑なデザインに見えます。

フロントサイトが乗っかってるのは、バレルの上にあるカウンターウェイト。

 

なんのためにフレームより低くして、フロントサイトの背を高くしたのか。

高さを合わせたら重くなりすぎてしまうから?

それとも高低差をつけることに意味があったのかもしれません。

Siting

おかげでお世辞にも狙いやすいとは言えないサイティング。

高さを合わせてくれるだけで、かなりマシだったはずなのに。

 

なんて考えていたら、最近、マテバのブラッシュアップ版の存在を知りました。

それでは高低差を極力減らし、そのぶん質量が増したカウンターウェイトには肉抜きをして、放熱効率も上げているデザイン。

Chiapas Rhino

ネットから拾った画像ですが、これええやん!と惚れ惚れしたそいつの名はキアッパ・ライノ。

マテバ社倒産後、色々あった後にエミリオ・ギゾーニさんが就職したのがキアッパ・ファイアーアームズ社。

そう…マテバを作った人がブラッシュアップしたモデルなんです。

 

マルシンさんが出してくれないか密かに期待してます。

リコリス・リコイルで真島が使っていたとか。

いいセンスしとるやんけ。

CROCODILE or RHINOCEROS

奥さんと「かわいい」「面白い」と盛り上がってた時、ふと動物のワニに似てると思いました。

奥さんは「ワニにも見えるけど、どっちかっていうとサイに似てない?」と。

確かにサイにも見える!なんて話をしながら、シナプスがピリピリ。

 

あれ?サイってライナースレスじゃないっけ?

キアッパ・ライノの“ライノ“ってもしかして…と調べてみたら、当たりでした。

シルエットがサイに似てるからと命名されたそうです。

Hammer Position

ハンマーは結構下の方だけど、そもそもグリップがあるため、言うほどローコアでもありません。

ざっくりですがグロックと同じくらいのコアポイントなので、グロック32(357SIG)と似たようなリコイルなのかなとイメージしてます。

 

ハンマー式である以上、これが限界なのかもしれません。

さらに発射軸に近づけることができるとしたら、マルゼンのAPSみたいなデザインじゃないと無理そうですね…。

Beech Wood GRIP

マルシンのマテバにはグリップが2種類。プラグリまたはウッドグリップですが、もちろん木製を選択。木グリは自分にとっては重要なので。

 

グリップ底にはガス注入口があります。マルシンの銃は実物グリップがつけられないのがネックなので、そういう意味でも最初から対応の木グリがついてるのはありがたい。

 

ガス缶によってはノズルが届かない可能性がありますが、今のところ手持ちのガス缶で困ったことはないので大丈夫かと。

少なくともTANAKAのペガサスよりは入れやすいですよ。

X-cartridge

Xカートリッジのリボルバーはこの銃でデビューしましたが、思っていたよりもちゃんと造ってあるので驚きました。

15〜20年前に散々チープな銃をかまされた記憶が強かったので、こんなにしっかりしたメーカーになってるなんて!

 

カートリッジも重量感あっていい雰囲気だし、何より装填する楽しみもあって、充分満足できました。

リボルバーはタナカ一筋で15年以上。それを変化させた一挺です。

Machine Termo Balistiche

スナブノーズでしかもノンフルートシリンダー。これは私のツボを押さえた銃です。笑

ノンフルートシリンダーのリボルバーだけでも4挺あるくらい、溝無しのすっきりしたデザインには目がありません。

 

これでキアッパ・ライノまで登場したら買わずにはいられない!

今のところ同社アラスカンも狙っています。

ただしスチールブラックのノンフルートverしか興味ない上、できれば木グリを…と様子見中。

 

 

 

 

 

探偵仲間の会社ブログで取り上げられていたオススメの記事。

 

トイガンは護身用に使えるのか】

https://ivy-tantei.jp/4288

街中で銃を見た日本人の反応を検証。

 

【銃刀法の銃とは】

https://ivy-tantei.jp/4286

銃刀法の中の"銃"について取り上げた記事。

 

【銃のサプレッサー】

https://ivy-tantei.jp/2132

サプレッサーの構造を紐解いた記事。

 

【廃れない回転式拳銃】

https://ivy-tantei.jp/2619

なぜリボルバーは消えないのか?という記事。

 

【面白い武器】

https://ivy-tantei.jp/3865

マニアは知ってるあの隠し武器の話。

1911の代替品

最初は全く興味がなかったHK45でしたが、実際に触れてみて素晴らしい銃であることに気付きました。

トイガンとしての気付きでしたが、グリッピングや角度についてはイコールして実銃でも同じことが言えます。

 

たまたまKSCのスライドHWバージョンを撃つ機会がありました。

07エンジン以前のイメージがこびりついている自分にとっては、結構な衝撃を受けたヘビーリコイル。

マルイさんのを撃たせてもらったこともあったけど、ネットで「すごい!」と騒がれるほどには感じません。だけどKSCは評判通りやないかぃ!

 

仕上げの丁寧さや細部のリアリティへの追求。たまたま流れてきたHK45が手放せなくなっちゃったのです。

Heckler & Koch HK45

興味が無かったのは、コンパクト好きだから大型拳銃には興味が湧かなかったというのもあります。しかし、それ以上に過去のHKシリーズが深く関係ありました。

 

VP70やUSPといったものが"握りにくい"というマイナスな印象。トイガンでもUSPは全て購入したことがあったので、ネット情報による「あのメーカーのは違う」とか「こっちは握り良い」とか、実体験済み。

 

はっきり言って、どれも握りにくいとしか感じません。どれも"見た目よりは良い"という意味では間違ってませんが、指や手のひらに異物が当たる感覚がある以上は、私の中ではNG。

 

なんならグロックだって「握りやすい」という人いるけど、そんなこと一度も感じたことがありません。

SAIカスタムだけは許せたので、トータル8〜9万くらいかかったGLOCK 19 SAIだけ所有しています。それでも異物感は抜けきりませんし、握り良いとは言えませんね(^_^;)

Round 10+1

まして45口径のダブルカアラムなんて…という苦手意識が抜けませんでした。USP-45とか、まるで角材でしたからね(^^;)

 

自分は日本人の中でも手は大きいほうなので、普通に握ることはできます。トリガーリーチだって、どの銃でも届かないことなんてありません。それでもグリップの角の部分が当たるのが嫌い。

多分、握力の問題もあるのかも。やんわり握るとあまり気になりませんし。

 

ネオクラシックの拳銃が大好きなのは、グリップの"丸み"がかなり大きなファクターでもあります。

ベレッタのM84Fなんて全く違和感なく手に吸い付くし、ブローニングハイパワーなんかもグリップは100点満点!

そんな苦手意識をぶっ壊すほどのHK45のグリップ。スパイダーマンを彷彿させるグリップは丸みを帯びていて、どこにも角が当たる感覚がありません。これよ、これ!と感動しました。

 

HKポリマーフレームではVP9(SFP9)も所有したことありましたが、あれに勝るとも劣らない握りやすさ。本当に45口径のダブルカアラムなのか?と疑うほどスリム。

 

装弾数をあえて10発に留めて、グリップの握りやすさを優先したという開発経緯も有名ですが、それ本当に大正解だと思います!

 

昔から「太くなるなら装弾数削れよ」ってずっと感じていたことだけに、開発に携わった特殊部隊出身者2名には拍手ですね。自分もグリッピングのほうが優先したい派です。

ポリマーフレームで握りやすさだけをみるなら、シグマ40Fも優秀でしたし、M&P 9シリーズも悪くない。同じ45口径仕様のFNX-45もまぁまぁ許容範囲でした。

 

ただ…撃っていて「頼りない」の一言。あくまでトイガンとしての話ではありますが、リコイルが物足りないと同時に"頼りなさ"も感じてしまう自分の感性がいけないんですけど(^^;)

 

実弾射撃でもグロックやM&P 9は経験ありますが、トイガンじゃないのでリコイルはガッツリ。それでもトリガーの感触等、あのギシギシ感が頼りなく感じてました。

 

トリガーに及ぶまでポリマーを多様しすぎてる銃は、知る限りギシギシして壊れそうなイメージ。耐久テストもクリアしてるし壊れないんだろうけど、それでも不安を感じさせる以上、選択肢としてはパスです。

スライドを引いて撃つだけ、と簡単なほど、多くの人が扱えます。詳しく勉強する必要もなく、こういう銃やこんなシステムや…なんて色々覚える必要がありません。

 

だから最近ではハンマーレスのストライカー方式がオーソドックスになってきました。職業柄使わなければならない、という人には簡単に覚えてもらえますからね。

 

しかしストライカー方式は水に濡れると作動が不安定になる欠点があるので、特殊部隊など「確実に動くこと」を重要視するセクションでは、従来通りのハンマー式を選択することが圧倒的。

 

開発チームに特殊部隊員が加わっているため、このHK45も全く同じ理由からハンマー式を採用したことが容易に理解できます。

マズル先端は斜めにカットされ、よりスリムに感じるようになりました。

実際には全長も全幅もUSPとそう変わらないそうですが、見た目でもシャープさが増しているのは、こういう変更点からなのでしょう。

 

45口径ならではの、でっかい銃口。45オートはこれがたまらないですね!9mmとは迫力が違う!

HKならではのポリゴナルでしたっけ?銃口からチラリと見えるライフリングもたまらなくセクシー。

角ばっていたUSPと違って上部も丸みを帯びたデザイン。手にとっても大きく見えるんですが、他の銃と比べてみるとそうでもないんですよね。

それこそ1911のサイズ感とほぼ変わりません。大きいのはあくまで全高だけかな。

 

ちなみに自分のHK45のチェンバーバレルは塗装加工済み。実銃を参考に、チェンバーは擦れ具合をダメージ加工で表現し、バレルはテカテカ具合を再現してます。サイトも蓄光でナイトサイト化。

通常のKSC製HK45の純正とは違う部分なので、お間違えないようお願いします。

 

塗装はもっと上手にやりたいんですが、ほとんど未経験な上に、先生となる存在がいないからこれが限界です。

弾が銃口から飛び出す前にスライドが後退し始めるのがオートマチックの仕組み。その際にスライドとバレルの密着は解かれ、若干の隙間ができてしまいます。

 

そうするとわずかな振動などで焦点がズレるよね?ということで、弾が飛び出すまでは密着を維持させよう!

というためのゴムリングです。言うほど焦点ズレませんが、わずかでも精度を上げるための工夫。

 

"HK特有バレルリングの有り無し実験"を読んだことがありますが、実弾の射程距離内では微妙に集弾率が変わったとのこと。でも、本当に微妙すぎて、ランサムレスト(テスト用固定機)じゃなく、人の手で撃つなら変わらないレベルでした。笑

STAND of DEVICE(MSD)

コンペセイターみたいなパーツですが、スタンドオフバイスと呼ばれるものです。反動軽減装置のコンペセイターと、干渉による作動不良を回避するためのスタビライザー(マズルガード)を組み合わせたもの。

 

ジョン・ウィックや、リコリス・リコイルの千束が愛用していますね。相手に銃口を押し付けても発砲できるから、CARシステムやCQBなどの戦闘術に向いているパーツ。

 

デカっ!邪魔!と早々に取り外しました。そもそもコンパクト好きなのに、こんなの趣向から逸れすぎでした。全然好みじゃないから5分も経たずに保管庫行き。笑

HK45 Compact Tactical

HK45は次期ソーコムピストルの座を狙った開発だったのに、米軍アルアルの「やっぱりや〜めた」という自己中な募集打ち切りによって一般市場に並ぶことになった銃。

 

しかし、シールズがHK45をベースに改良を依頼し、HK45コンパクトが完成。それがMk24 mod.0として採用されています。

 

HK45にすっかり悩殺されちゃったので、大好きなコンパクト版を…とVFC(umarex)製で購入しました。

 

コンパクトと言うほど小さくないのですが、リコイルは俊敏かつ重めだし、撃っていて楽しい銃です。

トリガーの位置がリアルではないので、リアルポジションに変更するためパーツを用意して、放置中。笑

斉藤さんのコメント

戦闘拳銃らしく大きめで扱いやすい。

リコイルも45にしてはコントロールしやすく、トリガーフィーリングも良い。

州によってはマガジン10発以内の規制があるから、そういう意味でも良い選択。

当然コンシールドには向かないから、携帯するならP30かP2000をオススメする。8発になるけど精度の高さを考えるとコンパクトモデルも悪くない。

 

…とのことです。

元々が戦闘拳銃として開発されたので、法執行機関などでもアサルト寄りのポジションに向いているようですね。

 

実戦的なことを考えると1911系は弾数が…と思ってましたが、それに代わる銃としては、ちょうど良いところかもしれません。

 

detective-guns.hatenablog.com

コントラスト差も質感もよく再現されているKSC製

9mmの進化に伴い、45口径は廃れてきているなんて話があるけど、現場では相変わらず45口径も使われています。

あらゆる武器を扱うシールズが、今も45を使っているということは「頼れる場面もある」ということが伺えますし、状況によってなのでしょう。

 

評論的意見では廃れていると言われる45口径ですが、サプレッサーとの相性も良く、まだまだ現代でも活躍できる場面は少なくありません。

 

というか時代によって変わるものですから、廃れているというよりは、現代では出番が減りつつあるというだけ。

数十年後には再び45口径がメインになっているかもしれませんしね。

 

 

 

 

 

 

探偵仲間の会社ブログで取り上げられていたオススメの記事。

 

トイガンは護身用に使えるのか】

https://ivy-tantei.jp/4288

街中で銃を見た日本人の反応を検証。自分も参加してました。

 

【銃刀法の銃とは】

https://ivy-tantei.jp/4286

銃刀法の中の"銃"について取り上げた記事。

 

【銃のサプレッサー】

https://ivy-tantei.jp/2132

サプレッサーの構造を紐解いた記事。

 

【廃れない回転式拳銃】

https://ivy-tantei.jp/2619

なぜリボルバーは消えないのか?という記事。

 

【面白い武器】

https://ivy-tantei.jp/3865

マニアは知ってるあの隠し武器の話。

IDPAシューティング

もはや20年ほど前の話なので記憶も曖昧な部分があったり、写真も無かったりするのですが、IDPAシューティングに参加していた時期があります。

 

それは大阪のカスタムショップに勤め、トイガンの修理を担当していた時のこと。そこでは月1でシューティングとサバゲーに参加しなきゃいけないルールがあったのです。

 

サバゲーなら中3〜高1までやってたので抵抗ありませんでしたが、シューティングはちょっと…。

でも仕事じゃやらざるを得ませんから、種目を選択してIDPAを担当することにしました。

 

世界1の称号を3回も獲得したマック堺さんのスチール・チャレンジは、私の性格的に合わなかったので、より戦術的なIDPAを選んだんです。

Cz75後期型 ブルーイング処理

CQBスタイルのIPSCだとか、精密射撃のAPSだとか色々ありますが、「普段の生活の中で突然応戦しなくてはならない」というコンセプトをもつIDPAはすごく魅力的でした。

 

メカメカしいtheレースガンではなく、普段携帯していることを前提に銃を選択するので、より実戦に近いもの。

 

元々は、犯罪者を取り締まる現場担当官や特殊部隊員のためのトレーニングプログラム。やがて民間人のディフェンストレーニングにも最適だと競技化されました。

 

そのため、海外でセルフディフェンス思考の強い人達がトレーニングに使う種目であり、日本ではあまり流行っていませんでした。

 

でも、これこそやっておきたいシューティングじゃないか!と思えたんです(^^) どうせやるなら、ためになるものが良かったので。

例えば、車を運転していたら武装した奴らに囲まれた!どうにか対応しなければ!みたいなシチュエーションのコースでは、運転席に座ってシートベルトをした状態からスタートします。

 

ブザーが鳴るのと同時に射撃を始めるのですが、撃つ順番や、どこから撃つのか、動きながら撃つのか静止して撃つのか、全ての判断は自由。

 

自分で考えながら、どのようにゴール(脱出地点)まで辿り着くのかを選択できるのは最大の利点。

 

他のスタッフは「俺は自分で決めるの苦手なのかも」と苦戦してました。なるほど、たしかに自分で考えて自分で決めるのが苦手な人は、ちょっと嫌かもしれない…。

ハンドガンだけの応戦とは限りません。アサルトライフルSMGサブマシンガン)、ショットガンなどを使ったコースもあります。

 

車のトランクや後部座席に置いてある長物を回収して撃つパターンや、コース途中で回収ポイントがあってそれを使う選択肢もアリというもの。

Para-Ordnance "HRT special"

遮蔽物からの自分の露出度や、ターゲットのどこに命中しているのか?その具合によっては減点となるので、適当に撃って進むことはできません。

 

つまり適当にやれば点数もそれなり。

なるべく早く、でもちゃんと撃たれないように身を隠しつつ、敵を確実に仕留めながらゴールする。これがIDPAの基本となります。

 

ちなみにコースによっては人質をとっているターゲットも現れますので、FBIのHRT人質救出部隊ばりにサクッとターゲットを撃ち抜かないと時間を取られちゃいます。

 

いいよ、人質ごと撃っちまえ!という私みたいな性格悪いタイプは、プレッシャーも少ないためにサクッとクリアできちゃうステージ。笑

 

人質に当てちゃダメだ!と考えたら撃てなくなるから、当ててもいいやくらいに考えちゃえば案外いけるものですよ。笑

M4 MAGPUL "LVOA" Stealth custom

ずっとコンパクト系が好きだったのでM4でもBLOCK-1以上のサイズを使用したことがありませんでした。

 

ところがIDPAでロングライフルのメリットを見せつけられ、考え方を改めさせられる出来事も。

 

ある程度の距離になるとロングバレルの安定性はとても優秀で、スパンスパンと狙った位置に吸い込まれます。ショートバレルではバラつくような距離でも、まとまった穴が空いているし。

 

これはサバゲーをやる人もよく知っていることでしょう。電動ガンではそこまで差がないと聞きますが、実銃に近いガスガンではその差は顕著で、精度を求めるならやっぱりロングは安心感があるんだなと気付かされました。

S&W performance center M945

レースガン系の拳銃はやっぱり優秀で、トリガーのキレの良さとストロークの短さによって、速射性能は格段に上がります。

 

要するに、1つのターゲットに対して瞬時に2発3発と撃ち込む際には、確実に時間短縮となりました。

 

実弾射撃の場合、反動の大きさによっては速射できない場合もあります。あるいは速射しても当たらないなんてことも。

 

ただし至近距離で素早く連射して撃ち込む時にはかなり有利となるので、やっぱりトリガーのクオリティは無視できません。

GLOCK 19 SAI custom

構えて、狙って…という余裕がある場面では銃はどれでも良いと思いますが、瞬間的に撃って狙い通りに当てるとなると、正直、相性が大きく関わってくることも学びました。

 

例えば目をつむって構えたとします。そのまま目をあけた時、サイトがピタリと合っていれば、それは相性抜群。何も意識せずにターゲットに向けてパッと構えた時に、サイトがピッタリな時も同じです。

 

それなら自分の腕と一体感というような状態に近いため、とっさに撃った時でも狙い通り当てることができちゃいます。

 

ところが銃はそれぞれグリップ角度が違うため、とっさとなるとこれは合わない…なんて銃がちらほら。

 

自分の場合、グロックはダメダメ。少し上向きの状態になってしまい、ターゲットの上を撃ってしまうような感じになるのですが、これは20年経った今でも変わりません。

Blowning HI-power MkⅢ

反対に1911系やブローニングハイパワーは違和感なくピッタリ狙える銃達。単純に慣れなのか、体質的なものなのかは不明です。

 

ブローニングハイパワーに至ってはトリガーリーチも完璧で、これ以上ピッタリな銃は存在しないのでは?というくらい、手に吸い付くようなグリッピング

 

SIG P230やM84Fなんかもピッタリなのですが、このあたりは昔から触れていたこともあり、だからこそ"慣れ"なのかな?とも考えさせられます。

 

でもグロックは20年経っても慣れないんですよ。慣れだけで変わるのなら、ずっと使ってればグロック癖になるんじゃないか?と1年半くらい写真のグロックしか撃たないという実験をしたんですけど、結局は何も考えずに構えるとズレてました。慣れないんですねぇー。

QRF mod.1

好きで眺めるだけだと、考える場面もなく気付かないことばかり。しかしシューティングで自分を追い込んで、銃を道具として使う時には全く違った見方になります。

 

シューティングは自分との戦いがメインですが、サバゲーは戦場同様に運や人数、地理など色々なファクターがからむので、また少し違うのかもしれないけど、銃の選び方としてはおおよそは同じでしょう。

だからリアリティ派の人でさえ、リアルからは離れた電動ガンを選ぶのでしょうし。

 

めっちゃカッコいい!と冬用で購入したQRFは次男のお気に入り。小学校低学年の体ではストックを収納した状態でちょうど良く構えられるし、子ども用の銃より飛ぶ&当たるしで、次男に独占されちゃいます(^^;) 自分が使うタイミングがないくらい。

H&K MP7A1

日常生活で巻き込まれてしまうという想定のIDPAには、銃のサイズや装弾数についてかなり考えさせられました。

 

シングルカアラムだと、逃げられる場面でのみ時間稼ぎはできるけど、戦って脱出しなければならないとなれば、こんなに頼りないのか!と思い知らされましたし。笑

 

どんなことでもやってみると何かしらの学びがあるものです。日本ではシューティングといったら遊びでしかないけど、意外と深いので体験してみても面白いかもしれませんよ。

※ルール等、現在は多少変わっていたりするかもしれません。

 

 

 

探偵仲間の会社ブログで取り上げられていたオススメの記事。

 

トイガンは護身用に使えるのか】

https://ivy-tantei.jp/4288

街中で銃を見た日本人の反応を検証。

 

【銃刀法の銃とは】

https://ivy-tantei.jp/4286

銃刀法の中の"銃"について取り上げた記事。

 

【銃のサプレッサー】

https://ivy-tantei.jp/2132

サプレッサーの構造を紐解いた記事。

 

【廃れない回転式拳銃】

https://ivy-tantei.jp/2619

なぜリボルバーは消えないのか?という記事。

 

【面白い武器】

https://ivy-tantei.jp/3865

マニアは知ってるあの隠し武器の話。